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1: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 03:23:19.62 ID:0Bmu8lRB
千歌「目立ちたくない」

梨子「またそんな事言って~!このこの!可愛いぞ~!?」ツンツン

千歌「やめて…」

曜「あだっ!」ズデン

千歌「うわ…また何もないとこでコケてるよ…相変わらず鈍い…」

曜「うるさいな!ネクラは黙ってなよ!」

千歌「独り言にキレてる…だる過ぎる…」ハァ

曜「だっと~!?」グヌヌ

梨子「はいはいそこまで!」

梨子「まったく。幼なじみなのに仲が悪いんだから」

梨子「それはそうと千歌ちゃ~ん!一緒にやりましょうよ~!」

梨子「スクールア・イ・ド・ル!!」

千歌「死んでもごめんだよ…」

梨子「またまた照れちゃって☆」

千歌「…本当にやなんだよ…」

引用元: 梨子「スクールアイドルをやりましょう!!」

2: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 03:24:31.37 ID:0Bmu8lRB
曜「梨子ちゃん、スクールアイドルて何?」

梨子「えぇぇ!?曜ちゃん知らないの~!?えぇぇ!?」

曜「うん。うざいその言い方」

梨子「ごめんごめん!驚いちゃって!」

梨子「スクールアイドルって言うのはね!まぁggって!」

曜「ふ~ん。こんなのあるんだ。要はナルシストJK達の自己顕示欲の満たし場だね」スマホ

梨子「口が悪い!曜ちゃんは口が悪すぎる!オブラートオブラート!」

曜「だってそうじゃん」

千歌「半世紀ぶりにまともな事言ってる…」

曜「うっさい」

梨子「いや違う!違うよ!?」

梨子「スクールアイドルはね!女の子み~んなの憧れ!み~んなの夢なの!」

梨子「2人もこんな風にキラキラしたいでしょ!?女の子なら!」

千歌「どうやら私は女じゃないらしい…」

4: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 03:27:17.36 ID:0Bmu8lRB
曜「てか梨子ちゃん声デカいよね うるさいよ」

梨子「それはごめん!で!曜ちゃんどう!?私とやらない!?」

曜「ネクラを誘ってたじゃん 私代打?予備?ヘルプ?」

梨子「違うよ!曜ちゃんともやりたいの!!」

曜「でもなぁ私こういう衣装大っ嫌いだし」

千歌「やってみれば…」

千歌「自分には何も無い何も無いっていつも言ってるじゃん…何か得るもの有るかもよ…」

曜「ふんっ!無気力超人には私の気持ちなんか分かんないよーだ!!」

千歌「むっ…」

千歌「人がせっかく…もういいや…」

千歌「…何にも無い人って卑屈だから嫌…」ボソ

曜「…何か言った?」

7: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 03:29:25.59 ID:0Bmu8lRB
梨子「今応えてなんて言わない!ただ、少し考えてみてくれないかな!?」ガシッ

曜「転校してきたばっかでえらい馴れ馴れしいなぁ」

梨子「グッサー!今のは効いたぁなー!梨子ちゃんのハートにグサっと効いたなー!」

曜「おまけにウザい」

千歌「そのさ…思ったことそのまま言うのやめなよ… 桜内さんだって傷付くよ…」

梨子「梨子ちゃんで良いのよ千歌ちゃん!!」

曜「どっこも傷付いてないじゃん」

千歌「明るいから解りにくいだけだよ…多少歯に衣着せる事覚えなよ…」

曜「うるさいネクラ!」

梨子「まぁまぁまたケンカ?だーめ!2人が仲良しじゃないと梨子ちゃん悲しいな!」

曜「あんたのせいだよ!!」

8: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 03:30:35.78 ID:0Bmu8lRB
~屋上~

ルビィ「…なんか二年の方が騒がしいな」

花丸「…あ、これ可愛い」スマホススス

ルビィ「…」スパァ~

ガチャ

ルビィ「チッ また来やがったのか」

ダイヤ「…る、ルビィ…」ビクビク

ルビィ「気安く呼ぶんじゃねーよ」スパァ~

ダイヤ「ご、ごめんなさい…っ」ペコペコ

ダイヤ「でも、その、もうじゅ、授業、始まりますわよ…? それに、た、タバコは…身体に…」オロオロ

ルビィ「うるせぇなぁぁ!!鬱陶しいんだよバカがぁ!!」

ダイヤ「ひぃぃっ!!」

ダイヤ「お、お助けをっ!命だけは!命だけは取らないで下さいましっ…」ブルブル

ルビィ「だぁれがテメェなんか殺すかクソバカがァ!!!テメェなんざ殺す価値もねぇ!!」ツカツカツカ

ダイヤ「ひっ!な、殴らないでぇっ!」ブルブル

ルビィ「テメェなんか触るか汚らわしい!!」

9: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 03:32:29.10 ID:0Bmu8lRB
ルビィ「目障りだから来んなっつってんだろうがよ゛ォ!!」

ダイヤ「…っだ、だってっ わたくしはっ、生徒会長でっ…ル、ルビィの」ポロポロ

ルビィ「生徒会長だぁッ!?」ブチッ

ルビィ「面倒事押し付けられただけだろうがァ!!!クソザコがァ!!!」

ダイヤ「ル!ルビィのっ!お姉ちゃんだものっ…!」ポロポロ

ルビィ「テメェェェを姉だと思った事なんて一度も無ェェェんだよォ!!!」

ルビィ「消えろ!!!死ね!!!」ゲシッ!

ダイヤ「う゛ぅっ…」バタッ

ルビィ「二度と私の姉だなんて言うんじゃねぇぞ能無し」グイ

ダイヤ「ひっ」

ルビィ「クソみてぇな家系を継がなきゃいけねぇ私の気持ちが解るか!?アァ!?」

ルビィ「それもこれも全てテメェがボンクラなせいだろうがァ!!!!!!!」

ダイヤ「ひぐっ…うぅっ…ぐすっ」ポロポロ

ダイヤ「ごめんなさい…ごめんなさい…っ」ポロポロ

10: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 03:35:42.06 ID:0Bmu8lRB
ルビィ「解ったら失せろ!!二度と来んな!!」

花丸「うるさいなー。チビのクセに声ばっかデカ過ぎ。」アクセジャラジャラ

花丸「お前が消えて。ふんばルビィ。」ツカツカ

ルビィ「ッ!!」ブチィ

ルビィ「また言いやがったなテメェ!!!!」

ルビィ「テメェも消えろォ!!何でいつもここに居んだよ糞丸!!」

花丸「他にフケんのに調度良いとこが無いだけですー。」

花丸「ねー?ダイヤちゃん。ふんばルビィの言うことなんて気にしないでさ!」

花丸「まると遊ぼー?楽しい遊びしよー?」ナデナデ

ダイヤ「うぇぇん…花丸さん…ひぐっ…」ポロポロ

花丸「うぇぇんだってwwまじ可愛いんだけどwww」キャハハ

花丸「ダイヤちゃんって見た感じすらっとしててお姉さんっぽいけど威厳0だよねー」

花丸「そこが可愛いんだけどさ♪」

11: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 03:36:51.60 ID:0Bmu8lRB
花丸「ほら、そんな泣くとメイク落ちんよー?泣き止みなー?」ナデナデ

ルビィ「化粧なんてしてねーよその馬鹿は」

花丸「えうっそ!マジ!?すっぴんなの!?」

ダイヤ「…だっ、だって、校則違反です、し、」グス

花丸「薄いな~とは思ってたけどまさかね~。ちゃーんと校則守ってえらいえらい♪」ギュッ

ダイヤ「ぁぅぅ…///」

花丸「はぁぁ可愛い~♪ペットにしたい~♪」スリスリ

ルビィ「好きにしろ。繋がれてエサ貰って糞垂れてんのがお似合いだわそいつには」スパァ~

ダイヤ「うわぁぁぁぁん」ボロボロ

花丸「ダイヤちゃんを泣かすな!糞垂れてんのはアンタでしょふんばルビィ!!」

ルビィ「テメェだろ糞丸がぁぁ!!」

12: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 03:38:24.64 ID:0Bmu8lRB
~放課後・講堂~

ガヤガヤ

「どうかお恵みを…!」

「ご加護を私にぃ…!」

「今日も神々しい…!」

「まさに幸運の天使ね…!」

善子「今宵も集えし迷える子羊たちよ」

善子「我、天使ヨハネの光に導かれよ」キラン!

「「ははぁー!!」」

善子「…」

善子(は、は)

善子(恥ずかしーっ!)///

14: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 03:39:22.20 ID:0Bmu8lRB
善子(顔から日を吹きそう!)///

善子(人に見られるの苦手なのに…失望させるのが申し訳無いからつい成りきってしまうわ…)スタスタ

善子(こんな歩き難いドレスまで着て…)スタスタ

善子(そもそも何故こんな事になってしまったのかと言うと…わ!?)ギュム

善子(やば!ドレスの裾踏ん…舞台から落ちる!!)ドタタ

「きゃぁ!!」
「きゃーー!!」
バターン

「人の上に落ちたわ!!」
「だ、大丈夫ですかヨハネ様!」

善子「あたた…はッ!?」ギョ

女子「はわわわ よ、ヨハネ様が私の上に…///」

善子「ご、ごめんなさい!!ケガは無い!?」ササッ

15: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 03:40:49.63 ID:0Bmu8lRB
女子「は、はい///…ケガは…してますけど」

善子「!?どこか痛む!?」

女子「あ、いえ。今じゃなくて、この前バド部の試合中に手首を傷めちゃって」ホウタイ

女子「亜脱臼みたいなんですけど痛みがなかなか引かなくて…ってあれ?」フリフリ

善子「ど、どうしたの!?大丈夫!?」

女子「…痛く、ない」フリフリ

善子「へ?」

女子「痛くない!治ってる!!」グッパッ

「「えぇぇぇぇ!?」」

女子「も、もしかしてヨハネ様に触れていただいたから!?」

16: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 03:41:38.45 ID:0Bmu8lRB
善子「…いえ、たぶん偶然貴女の手のつき方が良かっt」女子「ヨハネ様のお陰で手が治ったわー!!!」

「きゃー!!流石ヨハネ様!!」

「本物の天使だわ!!いえ女神よ!!」

「なんて美しいの!?後光が眩しい!!」

「「「ヨハネ様!!ヨハネ様!!」」」

善子(運が良すぎるせいなのよね…)ズーン

女子「有難う御座いましたヨハネ様!お手を…///」スッ

善子「あ、ありがと…」スクッ

善子(私はヨハネじゃなくて善子だってば…)

17: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 03:42:37.98 ID:0Bmu8lRB
ザザーン…

果南「あ゛ーー磯臭っ…いくら柔軟剤ぶっ込んでも足りないよ最っ悪。」

果南「隣からも臭うし」

鞠莉「同じもの使ってるのよ 自虐?」

果南「貧乏臭い」

鞠莉「なら私となんか帰らなきゃ良いじゃない」

果南「ぼっちだと思われたくないだけ。ガチぼっちには解らないでしょうけど」

鞠莉「はー。早く留学行きたいなぁ」

果南「金貯めてから妄想しなよ貧乏人」

鞠莉「貴女は他人の事ばっか気にし過ぎでキモい。ファッキンジャップの典型って感じ」

果南「どっち付かずの雑種よりマシ」

鞠莉「……大っ嫌い」

果南「そこだけは気が合うね。」

18: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 03:43:55.62 ID:0Bmu8lRB
果南「…う゛っ」

鞠莉「…何、また吐き気?」

果南「…ぐぅっ…。んっ…!…はぁっ…はぁ…」

果南「ハァ…ほんと、クソだよ こんな町…。」

果南「海なんて、大っ嫌い…!」

鞠莉「…」テクテク

果南「どこ行くの?」

鞠莉「関係ないでしょ」

果南「あるよ。ぼっち回避道具に勝手にどっか行かれたら困る」

鞠莉「…」チャリン

鞠莉「…」ピッ

ガション

鞠莉「はい。あげるわ。口が胃液臭いのよ」スッ

果南「…そんなにキスしたいの?」カシュ

鞠莉「死ねばしてあげる」

19: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 03:45:13.86 ID:0Bmu8lRB
果南「…」ゴクゴク

果南「はい」スッ

鞠莉「貴女の飲みかけなんて要らないわよ。汚い。捨てて」

果南「貧乏人がなに贅沢言ってんの?」

鞠莉「…っ」パシッ

鞠莉「…」ゴクゴク

果南「今日も寄るとこ有るからちゃんと隣居なよ。道具なんだから」

鞠莉「…」

果南「好きなだけ食べていいからさ」

鞠莉「…道具に奢る必要無いでしょ」

果南「私だけ食べてたら性悪だと思われるじゃん。ぼっち回避どころか本末転倒だよ」

鞠莉「…服まで買って」

果南「ダサいのと一緒じゃ私までダサいと思われるじゃん」

鞠莉「家が無くなった私を住まわせて」

果南「ぼっち回避だよ」

鞠莉「同情は止めてよ!!」

20: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 03:46:58.76 ID:0Bmu8lRB
鞠莉「私は貴女が大嫌いなの!!顔も見たくないの!!」

鞠莉「余計な事しないで!!」

果南「私も大嫌いだよ。鞠莉、見た目以外全部終わってるし。貧乏だし。」

鞠莉「このクズ!!」

果南「うん。だから気にしないでついて来なよ。クズ相手に遠慮なんてしないでさ。」

鞠莉「バカ!!」

果南「はいはい。う゛っ…」グッ

鞠莉「! だ、大丈夫っ!?」サスサス

果南「ほんと、早く金貯めなきゃ」タラー

果南「私の食道がダメになる前に二人で留学するんだかrっ」

果南「おヴぉえぇぇッ」ビシャビシャ

鞠莉「最っ低…」サスサス

26: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 03:56:54.11 ID:0Bmu8lRB
~物陰~

梨子「…」ジー

オゲェェ

キャァ!!カカッタ! ホントシンデ!!

梨子「ふむふむ。果南ちゃんと鞠莉ちゃんも今日も仲良しと。」

梨子「やっぱりなんとしてもこの8人でスクールアイドルやりたい… いえ! やる!」

梨子「なんたってこの私が目を付けたんだもの。大成功しない訳がない!!」

梨子「仲間にするのは難しそうだけど、私なら出来る 私に出来ない事はない!!」

梨子「だって私は!桜内梨子!天下を取る女なのだからぁー!!!」

梨子「アァァァハハハハハハhgっ…ゲハ!! ゴッホガハ!!!」


おわり

54: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 08:55:18.91 ID:0Bmu8lRB
~朝・教室~

梨子「よーうちゃん!ちーかちゃん!さくらりこー♪」ニコ

千歌「…おはよう。」

曜「今日もダルいね梨子ちゃん」

梨子「それ程でもー♪有るかな?」フフン

曜「ツッコミ待ちダルいなぁ」

梨子「あ!ねぇ千歌ちゃん千歌ちゃん!」

千歌「…ん なぁに…?」

梨子「渡したいものが有るの!後でちょっと良いかしら!」

千歌「いいけど…」

曜「何?私さっそくハブ?」

梨子「違う違う!曜ちゃんにはまーだ♪早漏はモテないゾ♪」

曜「引くんだけど」

梨子「って事でHR終わったら…そうね 美術用具室の前に集合ね♪」

千歌「…うん」

56: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 08:56:29.85 ID:0Bmu8lRB


千歌「…で、…何の様かな」

梨子「んふふーそれはね」

梨子「はい!」スッ

千歌「…?リボン…?」

梨子「うん!千歌ちゃんスピーチコンクールで最優秀だったでしょ?そのお祝いの品です♪おめでとう!」

千歌「…あぁ、あれ…。なんか喋らされたやつ…。よく覚えてない…」

梨子「生徒玄関の所にあるトロフィーとか勲章、千歌ちゃんのばかりよね!」

梨子「その中にまた一つ、高海千歌ちゃんの名が掲げられる訳よね!う~ん凄い!天才的だわ!」

千歌「そんな事…ほんと覚えてないし…」

57: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 08:58:06.82 ID:0Bmu8lRB
梨子「私は転校してきたばかりで、昨年の千歌ちゃんの活躍が拝めなかったのが残念!」

梨子「だけどこれからはこうしてリアタイでお祝い出来るのが心から嬉しい♪」

梨子「だからこれからは千歌ちゃんが賞を取った度に何か贈らせてもらうわ!これはその一つ目!」

千歌「…あ、ありがとう」

千歌「でも…気持ちは嬉しいけど、貰えないよ…正直、私にこれをくれる理由もよく分からない…」

梨子「もうあげちゃった♪ノークレームノーリターンだよ♪」

梨子「ほらほらぁ~付けてみて?絶対可愛いから!似合うから!」

千歌「…い、今は良いよ…恥ずかしいし…」

梨子「も~!照れ屋さん!可愛いゾっ!このこの!」ツンツン

千歌(…どうしよう…結構ウザい…)



壁|曜「…」

58: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 09:00:55.01 ID:0Bmu8lRB


千歌「…ただいま」

美渡「んあ、おかえり。今日も早いね」モグモグ

千歌「…直帰だからね…寄るとこもやることも無いし」

美渡「華の女子高生が寂しいねぇ」モグモグ

千歌「別に寂しくないよ…」

志満「おかえりなさーい。」

千歌「ただいま…」

志満「…あら、千歌ちゃん」

千歌「…?」

志満「なにか、嫌な事でもあった…?」

千歌「…別に…。変わらないよ…」テクテク

志満「そう?」

千歌「…部屋に居るから。…出来るだけ静かにしてて」

美渡「うるさかしないっつの」

千歌「…」テクテク

志満「千歌ちゃん…?」

59: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 09:02:46.36 ID:0Bmu8lRB
[千歌の部屋]
必ずノックする事

千歌「…はぁ…」ギシッ

千歌「…今日は、久しぶりに…」

千歌「…」

千歌「…ムカついたなぁ…」

《千歌ちゃんスピーチコンクールで最優秀だったでしょ?そのお祝いの品です♪おめでとう!》

千歌「…。」

《生徒玄関の所にあるトロフィーとか勲章、千歌ちゃんのばかりよね!》

千歌「…っ」

《その中にまた一つ、高海千歌ちゃんの名が掲げられる訳よね!う~ん凄い!天才的だわ!》

千歌「ッ」ギリッ


千歌(バカにしないでよ!!!!)ガバッ

60: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 09:04:55.55 ID:0Bmu8lRB
千歌(何が天才さ!!人の気も知らないで!!)フー…フー…

千歌(高校生で一番だから何!?じゃぁ大人の中じゃどうなの!?プロと比べたら!?)

千歌(子供のお遊びみたいなもんじゃん!!)

千歌(表彰状なんて何の意味も無い!!ただの紙!!ゴミ!!資源の無駄!!)

千歌(皆して何が超人さ!!私からしたら皆が出来なさすぎるだけだよ!!)

千歌(“本当の一番”じゃない賞なんて何の意味もないんだよ!!)ボフッ

千歌「…」

千歌「…ふー…。」ゴロ

千歌(…私には、解る)

千歌(私がいくら努力した所で、死ぬ気で頑張った所で)

千歌(“本当の一番”を取れるものが 私には無い)

61: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 09:07:26.28 ID:0Bmu8lRB
千歌(…大体の事はどんなに適当にやったって同い年の女の子以上には出来る)

千歌(でもきっと、“それ”を取るには経験や知識量、資金、掛けた時間、男女差、色んな現実的な壁が待ってる…。)

千歌(それを乗り越える為には…情熱とか、打ち込む気持ち、やる気が必要不可欠な要素なんだ)

千歌(私には、それが無い)

千歌(だから、本当の一番になれない)

千歌「…桜内さん」

千歌「…低レベルの中のトップだって喜ばれる事ほどの屈辱は無いよ…」

梨子「ごめんなさい!!」

千歌「ぎゃわぁぁ!?!?」ピョイーン!

梨子「ブツブツ言ってたの全部聞いてたわ!了解よ千歌ちゃん!」

千歌「え、口に出てたっ!?」

千歌「っていうかさ、さささ桜内さん!!何でチカの部屋に居るの!?」

62: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 09:09:21.03 ID:0Bmu8lRB
梨子「千歌ちゃんのプライドと求めるものは、一般の私では想像が付かない程遥かに高かったわ!」

梨子「今朝は何も知らず失礼な事を言ってしまって…ごめんなさい」ペコリ

千歌「だから何でチカの部屋に居るのかって…いやっ違っ…それより!!」

千歌(や、やばい!さっきの聞かれたの!?)

千歌(あんな事誰にも…家族にも言ったことない!言えない気持ちなのに!)

梨子「…」ジー

千歌「ち、違うの桜内さん…私は、私は…」ガクガク

千歌「自分の事をそんな…違うの…誰よりもダメって理解してるんだよ…?」ガクガク

千歌「だ、だから…だからこそ…って言うか」ガクガク

梨子「…」

千歌「…」ガクガク

梨子「…?よく分からないけど…まぁいいわ!」

梨子「“本当の一番”を目指す貴女にこそこれをお勧めします!」

梨子「じゃーん!“ラブライブ”!!」ポスターバーン

千歌「……へ…?」

63: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 09:12:16.71 ID:0Bmu8lRB
梨子「“本当の一番”それ即ち“最強”で“最高”こそ千歌ちゃんの望む栄光!」

梨子「それこそ!!“人類”の中で“最高”に可愛い“女子高生”による“最強”の可愛さを決める祭典“ラブライブ”!!」

梨子「千歌ちゃんが求めるものはここにあると言えるわぁ!!」ドヤァ

千歌「…」ポカーン

梨子「そして!!」ズイッ

千歌「ヒッ」ビクッ

梨子「千歌ちゃんはラブライブに於いて“それ”を手にする事が出来る人だと私は思ってるの」

千歌「………」

梨子「だから私とスクールアイドルをやりましょう!!」

千歌「………あのさ、えと……」

梨子「さもなくばさっきの独り言録音したのを全校放送で流すわ!!」

千歌「!?!?!?!?」

梨子「それもヤバいとこだけ流すわよ!?」スマホススス

『大体の事はどんなに適当にやったって同い年の女の子以上には出来る』
『低レベルの中のトップだって喜ばれる事ほどn千歌「やります!!!やります!!!梨子ちゃんこれから宜しくねーーー!!!」

64: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 09:14:00.33 ID:0Bmu8lRB
梨子「ふふーん。宜しくね。千歌ちゃん♪」

千歌(鬼!!!!)

梨子「それにしても千歌ちゃんってテンパると自分も相手もファーストネーム呼びになるのね!可愛いわ!」

千歌「……ッ///」

梨子「よーしまず一人目!順調順調~♪」

千歌「あ、あの、梨子ちゃ…桜内さん…」

梨子「…」ボケー

千歌「梨子、ちゃん」

梨子「どうしたの?」

千歌「…私の事、嫌いにならないの…?」

千歌「あんな、自惚れた様な、嫌味みたいな事言ってたのに」

梨子「あれは千歌ちゃんの真剣な悩みでしょう?一緒に悩みもしないけど、嫌ったりなんてしないわ」

梨子「それにもう解決した様なものだしね♪」

65: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 09:15:39.82 ID:0Bmu8lRB
千歌「…ラブライブ…?」

梨子「そー!」

梨子「ラブライブはね、凄いの!」

梨子「真の可愛さのトップ!一緒に掴みましょう!!」

千歌「…トップを…一緒に…」

梨子「一人より二人で手にした方が嬉しさも二倍!」

梨子「楽しさも三人なら三倍四人なら四倍!私たちは九倍になる予定だから!!これから楽しくなるわね♪」

千歌「…」

千歌(…この人は何を言ってるのか、大体が私でもよく分からない)

千歌(でも)

梨子「ん?」ニコ

千歌(その分からないものに何故か惹かれた)

千歌(この人の事、ラブライブの事、)

千歌(もっと知りたいと思った)

66: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 09:17:33.29 ID:0Bmu8lRB
千歌「…私に、出来るかな」

梨子「出来る!!」

梨子「一緒にやりましょう!!私が連れて行ってみせるわ!!」

梨子「ラブライブの優勝台!!」

梨子「“本当の一番”ってやつにね!!」ニコ

千歌「………!!」

千歌(先程の動揺からか、分からないモノに対する恐怖心からか 期待からか、何が何だか分からない)

千歌(自分で自分が分からない中、何故だか胸は高なって)

千歌(この人に着いて行ってみようと)

千歌(この人の笑顔を見た時、思った)

千歌「…うん!梨子ちゃん!!」

67: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 09:17:50.87 ID:0Bmu8lRB
おわり。つづくかも

72: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/16(金) 10:43:06.12 ID:kfBus7lI
普通に面白い。続けたまえ

73: 名無しで叶える物語(大酒) 2018/02/16(金) 11:33:38.19 ID:a406yt4T
果南ちゃん気の毒過ぎる

74: 名無しで叶える物語(わたあめ) 2018/02/16(金) 12:44:25.42 ID:Mi/9Elr1
9人揃うまで観てみたい

75: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/16(金) 12:48:02.04 ID:kfBus7lI
セイントスノーのキャラも気になる

76: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2018/02/16(金) 13:01:52.15 ID:mA6Ox6yM
十分面白いから続けてくれ

77: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/16(金) 13:34:27.17 ID:UP+SGufp
3年不憫すぎて草

78: 名無しで叶える物語(SB-iPhone) 2018/02/16(金) 13:37:07.86 ID:SRRhA4ZF
ルビィ別の意味で赤髪が似合っちゃってるなw

79: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/16(金) 15:40:38.64 ID:Em6CVRkO
ダイヤちゃんかあいい

80: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区) 2018/02/16(金) 20:49:58.82 ID:hDvhiFDG
ルビィ怖すぎワロタ

81: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 23:13:30.77 ID:0Bmu8lRB
千歌「えー!!梨子ちゃんのお家ってお隣さんだったのー!?」

梨子「ええ。それで日課の千歌ちゃん観察してたら悩んでる様だったから窓から侵入させて頂いたわ!」

千歌「犯罪!犯罪だからそれ!」

千歌「あそこから飛び移ったって事!?て言うか千歌ちゃん観察て何!!」

梨子「私運動神経には自信が有るの!」

梨子「観察してるのは千歌ちゃんだけではないわよ?」

千歌「頭痛ぁぁ梨子ちゃん理解不能過ぎて話してると頭痛くなるぅぅ!!」ゴロゴロ

梨子「それは何よりだわ!予測通りの人生なんてつまらないものね♪」

千歌「アタマ痛い痛い痛い痛い痛い!!」ゴロゴロ

シャッ

美渡「あ、あの…千歌…?どうし…」

梨子「あら!ぶっきらぼうだけど千歌ちゃんの普段の様子を見て心配されている高海美渡お姉様!お邪魔しています!」

千歌「詳しいぃぃぃぃぃ」ゴロゴロ

82: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 23:14:29.89 ID:0Bmu8lRB
美渡「は…はぁ。千歌のお友達?」

梨子「私千歌ちゃんの親友の桜内梨子と申します!先日お隣に越してきました!」

美渡「あ、あぁ桜内さんか…」

美渡「なんか妹の様子がおかしいんだけど…大丈夫?」

梨子「大丈夫です!ラブライブを志しテンションが上がっているだけですから!」

美渡「ラブライブ…?」

千歌「な!何でもないの!何でも!」バッ

千歌「何でもないからごめんちょっと出てってもらえる!?」グイッ

美渡「うわわっ」

梨子「美人姉妹よね~ よきかなよきかな!」

梨子「ねぇ志満お姉様♪」

志満「!」

志満(私の気配に気付いた…この子、ただ者じゃない!!)

83: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 23:15:21.54 ID:0Bmu8lRB


翌日・通学路

千歌「…」ゲッソリ

梨子「千ー歌ちゃん!さくらりこー♪」

千歌「お早う梨子ちゃん…夜通しDVD観たのに元気だね」

梨子「スクールアイドルの動画なら死ぬまで眺められるわよね!」

千歌「いやもう煌びやか過ぎて目が痛いよ…」

梨子「そこに立つ事になるんだから慣れなきゃ慣れなきゃ♪」

梨子「で、どうだった?素敵でしょう?スクールアイドル」

千歌「う、うん。」

千歌「あんまり興味無かったけど…」

千歌「同じ立場の人達があんなステージで輝いてたのは、正直ビックリしたよ」

千歌「感性任せの審査で数値化して順位付ける競技ってあまり好きじゃないけど、素人目で見ても優勝チームは群を抜いて…その」

千歌「魅力…が有ったかな。」

梨子「うんうん」

千歌「…一般投票数で決まるのも何だかな…と思ってたけど、準優勝との差をあれだけ離して世界中の人に圧倒的実力を認めさせた優勝チームは、さぞ気分が良いと思った」

千歌「その点では、上を狙うのも楽しく無くはないのかな…って感じ」

梨子「よく分からないけど千歌ちゃんが楽しめそうなら何よりだわ!!」

84: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 23:16:53.09 ID:0Bmu8lRB
千歌「ただ思うのは、私で良いのかなって事。」

千歌「客観的に見て美人の梨子ちゃんと比べ私の容姿は中の下。」

千歌「性格が人気に繋がる事も有るだろうけどそれも見込めない。それに」梨子「もう!お勉強が出来てもおばかさんなんだから♪」ツン

千歌「っ そのつっつくのやめてよ…」

梨子「千歌ちゃんは千歌ちゃんのままで良いのよ♪充分魅力的!!」

梨子「この私が言うんだから間違いないの!オーケー?」

千歌「…ほんと梨子ちゃん、凄い自信家だよね」

梨子「千歌ちゃんもその内自信満々になるわ♪千歌ちゃんの可愛さは天才的なんだから!!」

千歌「…また適当言って…。」

梨子「ふふっ 事実よ♪」

梨子「エ〇チスケッチ桜内~♪」ルンルン

女子「お早う梨子ちゃん」

梨子「お早う~♪今日も可愛いわね♪」

女子「梨子ちゃんもねw 高海さんもお早う!」

千歌「お、おはよ…。」(梨子ちゃんと一緒に居るの恥ずかしいぃぃ…)

曜「…」チラチラ

85: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 23:17:59.13 ID:0Bmu8lRB
曜「あいてっ」コケッ

曜「…」チラ

梨子「さ~は桜内梨子のさ~♪く~は思い付かない~♪」ルンルン

「ふふっ あの子いつも元気ね」
「美人なのにアホっぽくて可愛いw」

千歌「梨子ちゃん恥ずかしいから静かにして…」

曜(…)

曜(…何さ何さ)

曜(梨子ちゃんといきなり仲良くなっちゃって!)

曜(この前はプレゼントなんて渡しちゃってさ 梨子ちゃん必死過ぎだよ!)

曜(引っ越したばかりで友達が居ないからってさ!…)

曜(…いやそんな事もないけど…なんかもうクラス…学校の人気者だし…)

曜(そもそも千歌ちゃんだって友達が居なくて幼なじみの私しか頼れなかったくせに!)

曜(…まぁ私が1人が嫌で千歌ちゃんにくっついてたんだけどさ…友達居ないし…。)

曜(梨子ちゃんと仲良くなったらいきなり私お払い箱?)

曜(…いや、違うや)

曜(…今まで私が勝手にくっついてて…梨子ちゃんと千歌ちゃんの中に入れなくて…)

曜(勝手に私が1人ぼっちになっただけの話か…。)

曜(…なんか自分で自分に答えてばっかだ)

曜「…」

曜(1人ぼっちって、寂しいな…)トボトボ

86: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 23:19:42.78 ID:0Bmu8lRB
―教室―

「えー!梨子ちゃん、高海さんとスクールアイドル始めるの!?」

梨子「ええ!始めるのよ!」

「梨子ちゃんなら絶対出来るよ!がんばってね!」

梨子「ふふ~んありがとう!任せて♪」

梨子「私達が必ずこの学校を日本一にしてみせるわぁ~!!」ダンッ

「頼りにしてまーす!」

アハハ

千歌「ちょ、ちょっと梨子ちゃん!そんな無責任な!」

梨子「だーい丈夫よ千歌ちゃん!貴女が居るんだから!」

千歌「いや…意味が解らないよ…」

「でもさ、高海さんも一緒にやるんだよね?」

「高海さん、そういうの嫌いだと思ってた」

「うんうん。意外だよねぇ」

千歌「…う、うん…まぁ」

87: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 23:20:55.22 ID:0Bmu8lRB
梨子「私が千歌ちゃんの可愛さを見込んでお願いしたのよ♪」

梨子「千歌ちゃんは必要不可欠な存在だからね♪」

「確かに高海さんクールだけど可愛いもんね!」

「さすが梨子ちゃん!」

「そのリボンめっちゃ似合ってるよ!」

千歌「あ、ありがと…///」

梨子「私が千歌ちゃんの為に選んだ物だもの!当然よね!」

「梨子ちゃんに貰ったの?いいな~」

「羨ましー!」

「ちょっと妬けちゃうな~」

梨子「ふふっ 千歌ちゃん人気者ね♪」

千歌「どこが…胃が痛い」

88: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 23:21:22.94 ID:0Bmu8lRB
梨子「このクラスは可愛い子揃いだから本当は全員でスクールアイドルやりたいのよね!」

梨子「だからいつか、皆の力も借りるかもしれないわ!皆へのプレゼントはその時にね♪」

「何くれるのー!?」

梨子「ふふーん。その時は!」バッ

梨子「この私を差し上げるわ!!皆で好きにして良いのよ!!」

千歌「え゛」

「「きゃーー!!!」」

「私何でもやる!!いつでも頼ってね!」
「梨子ちゃんを貰えるなら人でも殺す!!」
「梨子ぢゃん好゛き゛ぃー!!」

「「さっくらっりこ!さっくらっりこ!」」

梨子「浦女スクールアイドルを宜しくねー♪」フリフリ

「高海さんも頑張ってね!」

「もう千歌ちゃんで良いんじゃない?」

「うんうん!千歌ちゃん梨子ちゃん応援してるね!!」

千歌「あ、ありがと///」


曜「~~っ!」ダッ

梨子「・・・」チラ

89: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 23:22:32.76 ID:0Bmu8lRB
―校舎裏―

曜「何あれ!」ガシャァン

曜「皆浮かれちゃってさ!梨子ちゃんも…千歌ちゃんまで!!」

曜「気にくわない気にくわない!!」ゲシッゲシッ

曜「あのネクラがあんな陽キャに着いていけるわけないじゃん!!」

曜「どうせすぐ嫌になって辞めるに決まってる!!」

曜「っていうかそもそも私だって誘ってたじゃん!!なのに二人だけでべったりしてさ!!」

曜「あんな輪に入れるわけないじゃん!!なんであっちから言ってきてくれないのさ!!」

曜「私だって一緒にスクールアイドルやりたかっ……」

曜「……はぁ!?」

曜「なんで私が!?やりたい訳ないじゃん!!」

曜「あんなフリフリの衣装とか!大っ嫌いだし!!」

曜「嫌味なネクラと一緒とか有り得ないし!!絶対揉めるし!!」

曜「何でも出来る千歌ちゃんは鈍くさい私なんかとやりたくないだろうし!!」

曜「どうせ千歌ちゃんは私の事なんて………!!」

曜「嫌いだろうし……」ウルウル

曜「…ぐすっ」

曜「……」

梨子「…」ジー

90: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 23:23:50.02 ID:0Bmu8lRB
梨子「…。」クル

梨子「…」スタスタ

《よーし!次は曜ちゃんね!》

《…あのさ》

千歌『私が入った以上、曜ちゃんは多分…無理だよ』

梨子『どうして?』

千歌『だって曜ちゃん、私の事嫌ってるもん』

梨子『そうなの?とっても仲良しに見えるけど』

千歌『梨子ちゃんはちょっと…あれだから』

梨子『私ってあれかしら』

千歌『…小さい頃は、仲よしだったんだ』ス

梨子『ええ。その写真見てたわ。二人とも可愛いわよね!食べちゃいたいくらい!』

千歌『たb…う、うん…。いっつも一緒で、毎日遊んでた』

千歌『でも、中学あたりから曜ちゃん、私の事、嫌いになったから』

梨子『千歌ちゃんと自分の差に落ち込んじゃったのね?』

千歌『!』

千歌『…梨子ちゃん変なとこ鋭いね』

梨子『見てれば解るわ♪』

91: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 23:24:30.55 ID:0Bmu8lRB
千歌『…千歌の事、鬱陶しいんだと思う』

梨子『それにしてはいつも一緒に居たわよね?転入前から覗いてたけど』

千歌『怖いよ!!入る前から千歌の事見てたの!?』

梨子『千歌ちゃん以外も見てたわよ!』

千歌『えぇ…』

梨子『それで、千歌ちゃんはどうなの? 曜ちゃんの事』

千歌『私は…』

梨子『大好きなのよね?』

千歌『な訳無いじゃん!いつもネクラだのなんだの言われて!』

千歌『私だって曜ちゃんなんて…その…』

梨子『…ふふっ 変なの』

千歌『何がさ』

梨子『千歌ちゃんって、とっても頭が良くていつもクールなのに』

梨子『曜ちゃんの事になるとすぐカッとなるんだもの』

千歌『!!』

92: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 23:25:20.31 ID:0Bmu8lRB
梨子『それでいつもすぐケンカして。ふふっ』

梨子『私なら本当に嫌いな相手とは関わらないけどな~』

梨子『気にもしないしどうでもいいし。何を言おうが言われようが眼中にないし。』

梨子『なのに千歌ちゃんは、曜ちゃん相手にはすぐ感情的になっちゃう』

千歌『それは…』

梨子『おまけに昔の写真までこんなに綺麗に飾っておいて』

千歌『~~~~!!///』

梨子『多分、曜ちゃんの部屋にもあるんだろうな~この写真。』

《そんな訳ないじゃん!!曜ちゃんは私の事大嫌いだんだから!!》

《あ、またムキになってる》

《うがーーーーーーっ!!!///》

《まるで怪獣ね♪》



梨子(手を貸すのは簡単だけど、これは二人の問題)スタスタ

梨子(意地悪かもしれない 無茶かもしれないけど)

梨子(勇気を持って来て 曜ちゃん)

梨子(千歌ちゃんに、自分に…ちゃんと向き合って。)

93: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 23:25:35.32 ID:0Bmu8lRB
CM!

96: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/16(金) 23:32:20.39 ID:0Bmu8lRB
>>94
完全真逆だと仲間にならないので属性ってことで…

95: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/16(金) 23:28:44.40 ID:Ljamr0gi
3年はどうなるのだ…

97: 名無しで叶える物語(笑) 2018/02/16(金) 23:34:18.28 ID:ErY0roI5
完全真逆だと男になっちゃう

100: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 01:19:57.50 ID:77u65OdO
―昼休み・廊下―

曜「…はー。」トボトボ

曜(教室戻りたくないから保健室でサボっちゃったけど…午後の授業は出なきゃ。どうせ来たんだし)

曜(はぁ…憂鬱)トボトボ

~!!

ーッ

曜「…?」

曜(何だろ 何か教室が騒がしいような)

曜「?」ヒョコ

ルビィ「やったのが二年だってのは割れてんだよボケがァァ!!!」

「だから知らないってばぁ!!」

ルビィ「知らねぇのは罪だぁァァァァ!!!」

ガシャァン

キャァァァ!!

曜「ひっ!」ササッ

曜(あ、あの赤髪って!)

曜(もしかしなくても…一年の黒澤ルビィ!?)

曜(な、なんで!?なんでうちのクラスで黒澤ルビィが暴れてるの!?)

101: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 01:22:12.14 ID:77u65OdO
ルビィ「悪い事ぁ言わねぇ!!大人しく出てくりゃ前歯だけで我慢してやる!!」

ルビィ「裏庭の花壇の花ぶっ潰したカスは名乗り出やがれェ!!」ガシャァン!

キャァァァ!!

曜「……え」

女子「だから知らないってばぁ!!誰もそんな事しないよ!!」ポロポロ

ルビィ「黙れェ!!」

ルビィ「知り合いの糞っ垂れが二年のタイした奴を見てんだよォ!!」

ルビィ「許さねェ…!!ぜってぇ許さねェ…!!」

ルビィ「さっさと名乗り出やがれクソボケがぁ!!」

ルビィ「さもなきゃアたるまで順にブチ殺すぞ!!!!」ブンッ

バリィィン!!

キャァァァアアア!!

曜「…」

曜(…も、もしかして…)ガクガク

曜『何あれ!』ガシャァン

曜『皆浮かれちゃってさ!梨子ちゃんも…千歌ちゃんまで!!』

曜『気にくわない気にくわない!』ゲシッゲシッ

102: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 01:23:17.08 ID:77u65OdO
曜(校舎裏の裏庭の…花壇…って)

曜(私が踏んづけた…あの花壇の事…?)ガクガク

曜(あ…あぁ…)ガクガクガクガク

曜(ど、どうしよう…!!どうしよう…!!)ガクガク

曜(わ、私っ殺される…!!??)

女子「だ、誰か先生呼んでぇ!!いえ警察!警察!!」

ルビィ「誰も動くんじゃねぇ」ブンッ

女子「ひぃっ!!」ドテ

ルビィ「ヘタな真似すると本当に殺すぞ」

103: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 01:25:08.07 ID:77u65OdO
ルビィ「ウチの事ぁ知ってんだろ」

ルビィ「クソみてぇな家だが私は利用するモンは利用する」

ルビィ「ここで何が起きようが揉み消され…私が裁かれる事ぁ無ぇんだ」

ルビィ「解るか?」

ルビィ「だから私には怖いもん無ぇんだよ。殺すと言ったら本当に殺す」

ルビィ「それが嫌なら大人しくしとけ」

女子「…」ジョロロ…

曜(や、ヤバい!ヤバい!ヤバい!ヤバい!逃げ…)

千歌「…落ち着いて。大丈夫」スッ

曜(!)

女子「ち、千歌゛ち゛ゃん…」ギュ

梨子「…」フゥ

梨子「…黒澤ルビィちゃん、よね」ツカツカ

ルビィ「ちゃん…?」

梨子「…校舎裏の、あの小さな花壇の話かしら」

ルビィ「そうだっつってんだろ!?」

ルビィ「あの花壇の花をテメェ等のどいつかが潰しやがったんだ!!」

梨子「…」

梨子(どう考えても…)

梨子(曜ちゃんがゲシゲシやってたあれね)フム

104: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 01:26:23.93 ID:77u65OdO
梨子「…あの花、貴女が育てていたの?」

ルビィ「死にてぇのがテメェ…」ズイッ

ルビィ「私が花なんざ育てる訳無ェェだろ!!」

ルビィ「あんな貧弱なモン目に映るだけで虫酸が走る!!」

梨子「じゃぁ何故…」

ルビィ「テメェには関係無ェ!!」

ルビィ「…だがテメェ、何か知ってるな」

梨子「!」

ルビィ「私の目は誤魔化せねぇぞ」

ルビィ「テメェがやったのか」

梨子「いいえ。」

ルビィ「言ったな。これでもしテメェだったら命無ェぞ 良いんだな」

梨子「誓うわ。」

105: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 01:27:35.06 ID:77u65OdO
ルビィ「…アぁぁ?」グシグシ

ルビィ「…こんだけ暴れても出て来ねぇ」

ルビィ「もし後々バレたら死ぬと解っても出て来ねぇ」

ルビィ「考え難いが…あの糞っ垂れの見間違いか?」

千歌「…解ってもらえた?」

ルビィ「おぉ 千歌の姉御 賑やかしちまってすまねぇな」

ルビィ「どうやら勘違いだったらしい 悪かった」

千歌「いいよ。誰もケガしてないんだし。」

千歌「それに、思ったんだけどほら」スッ

ルビィ「ん?」

千歌「そんな花壇の花を踏みつぶしたりしたら、上履きに土が付くんじゃないかな」

曜「!!!!」

曜「!」バッ

上履き「グチャァ」

曜「    」~魂

106: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 01:28:28.42 ID:77u65OdO
ルビィ「…確かに」

ルビィ「どいつの上履きも汚れちゃいねぇな」

千歌「校舎裏に行くのにわざわざ靴に履き替える人も居ないし、二年生に犯人は居ないよ」

梨子(千歌ちゃん…そんな事気付いてたならもうちょっと早く…)

ルビィ「成る程。流石は千歌の姉御。」

ルビィ「あんた等も悪かったな」

梨子「いいえ…気にしないで」

ルビィ「片付けは教師にでもやらせてくれ」テクテク

カラカラカラ

梨子(木刀がとても長く見えるわ…)

梨子(まぁでも、良かった)

梨子(黒澤ルビィちゃん、思ってた以上にヤバイわね…///)

107: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 01:29:18.18 ID:77u65OdO
ルビィ「姉御、今度詫びの品持ってくるからよ クラスの皆さんと分けてくれ」

千歌「うん。それでチャラだね」

ルビィ「…なんか雰囲気変わったな」

千歌「そうかな」

ルビィ「以前の姉御ならショ〇ベン垂れを慰める様な真似…まぁ姉御は姉御だ。」ガラッ

曜「   」

千歌「!?」

ルビィ「どう変わろうと私はあんたをリスペクトし続け…ん?」クル

曜「あ、あわわわわわ」ガクガク

梨子「!」

梨子(な、何で廊下なんかに…!!)

千歌「…曜ちゃん…!」

ルビィ「…ほ~ん」

ルビィ「足跡まで付いてちゃ逃げられねぇと悟ったか」

曜「あばばばばば」ダラダラ

108: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 01:30:08.90 ID:77u65OdO
ルビィ「…一人足りなかったのか。影が薄すぎて気付かなかった。」

ルビィ「テメェ、姉御の腰巾着だな 丁度良い」ニギッ

ルビィ「そういやテメェ 姉御に失礼ぶっかましてやがって…殺してやりてぇと思ってたんだった」カラン

梨子「曜ちゃん!!逃げて!!」

ルビィ「出てきて土下座でもすりゃ前歯だけで許してやったのによ」グググ

曜「ひっ ひいっひいいいいい」ガタガタ

ルビィ「ケッ ビビって口も聞けねぇかこの腑抜けが!!!!!」

梨子「曜ちゃん!!」ダッ

梨子「んぅっ!?」グンッ

梨子「きゃっ」ドテッ

梨子「っ…!?」

タタタッ

梨子「待っ…!」

ルビィ「死ねや」ブンッ!

曜「      」



ガゴォッ!!

109: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 01:31:02.76 ID:77u65OdO
~3話終~

110: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/17(土) 01:44:35.24 ID:fvy5zHd+
ルビィちゃんキレッキレすぎる

111: 名無しで叶える物語(笑) 2018/02/17(土) 01:50:32.96 ID:rZbUKC+C
(CV降旗愛)

112: 名無しで叶える物語(禿) 2018/02/17(土) 01:52:53.88 ID:8FsUFb82
おもしろい
4話まだか?

113: 名無しで叶える物語(SB-iPhone) 2018/02/17(土) 01:58:27.11 ID:H/qLryWe
千歌とルビィの関係が気になるわ

114: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/17(土) 01:59:24.34 ID:ePMXK71W
シャロンの力関係ェ…

116: 名無しで叶える物語(ぎょうざ) 2018/02/17(土) 03:54:54.94 ID:IALtPOn2
非常に続きが気になります

117: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:15:29.65 ID:77u65OdO
キャアアアアア!!!

梨子「    」

カランッカランッ

曜「………え…?」

ルビィ「…な、何で…っ」

千歌「…」ポタポタ

ルビィ「あ…あ、あ」

ルビィ「姉御ぉ!!」バッ

梨子「千歌ちゃん!!」ダッ

千歌「…大丈夫。頭は掠っただけだから…」ポタポタ

梨子「そんな事言ったって、血が!」

女子「先生呼んでくる!!」ダッ

パシッ

女子「!?」

千歌「呼ばなくていいよ…ルビィちゃんが怒られちゃう」

千歌「これは私がしたくてした事なんだから…。」

ルビィ「    」

女子「千歌…ちゃん……」

ルビィ「…すっ!すっ…」

ルビィ「済まねぇ!!済まねぇ姉御ぉぉ!!」ザッ

ルビィ「私は!私は姉御を傷付ける気なんて微塵もぉ!!!」

千歌「大丈夫。大丈夫だから。」

千歌「…でもこれでルビィちゃん」

千歌「曜ちゃんを許してあげて?」

曜「………」

118: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:16:40.14 ID:77u65OdO
ルビィ「わ、解った!!許す!!忘れる!!忘れる!!」

ルビィ「忘れるが…!何でだ姉御!!何でそんなカスの為にぃ!!!」

千歌「…カスじゃないよ」ポタタ

千歌「曜ちゃんは私の、」

千歌「親友だから」

曜「!!!」

ルビィ「…!?」

ルビィ「親…友…!?」

ルビィ「あ、あんた等、小競ってばっかだったじゃねぇか!!」

ルビィ「姉御とコイツがこんなっ…身を挺して庇う様な仲だと知ってたら私は!!」

千歌「そうだね…ごめんね」ポタ

千歌「…ルビィちゃんも、曜ちゃんも」

千歌「ごめんね…。」

曜「!!!!」

ルビィ「そんな…」ガク

ルビィ「私は…私は何て事をぉぉぉぉ…っ!」

119: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:17:56.26 ID:77u65OdO
梨子「千歌ちゃん、取り敢えずこれで押さえて」ギュッ

千歌「有難う梨子ちゃん…」

梨子「保健室に行きましょう。歩ける?」

千歌「うん…。」スクッ

女子「私も行く…!」

「私も!」

「私も!」

曜「…ッ」ギリ




曜「ふざけないでよ!!!」

梨子「!」

千歌「…」

曜「誰が助けてくれなんて言った!?私が助けてなんていつ言った!?」スクッ

曜「何勝手なことしてんのさ!!余計なお節介だよ!!」ダッ

女子「……はぁ…ッ!?」

120: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:18:32.39 ID:77u65OdO
千歌「…曜ちゃ…ッ」グイッ

梨子「!」

曜「こんな奴!私にしたら何とも無かったよ!!」グググ

曜「千歌ちゃんの助けなんか要らない!!!」

曜「余計な事しないでよ!!」

ルビィ「…て、テんメェェェ…っっ!!」

梨子「曜ちゃん…手を離しなさい」

千歌「…だから…言ったじゃん」ガシッ

曜「!」

千歌「助けただなんて思ってない」

千歌「私がしたくてした事だって…!」

曜「それが余計なお世話だって言ってんのバカチカ!!!」

千歌「…」

梨子「な、何て事を…!」

曜「私なんかの為に千歌ちゃんがケガする事なんてないんだよ!!!」

曜「私と千歌ちゃんじゃ人としての価値が違うんだからさぁ!!!」

梨子「曜ちゃん!!いい加減に!」


パシン!!

121: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:19:46.37 ID:77u65OdO
ルビィ「!…姉御っ…」

曜「っ……」

梨子「…千歌ちゃん…。」

千歌「…曜ちゃんは…」

千歌「曜ちゃんは曜ちゃんだもん!!」ブワ

曜「…は?」ヒリヒリ

千歌「私にとって曜ちゃんは曜ちゃんだもん!!」ポロポロ

千歌「私の幼なじみで親友で!!」

千歌「大好きな曜ちゃんだもんーッ!!!」

曜「………」

千歌「曜ちゃんが私の事どう思ってるかなんて知らないけどね!!」

千歌「私にとって曜ちゃんは大事なの!!昔から今までずっと!!渡辺曜ちゃんは!!渡辺曜ちゃんは私の…!!」

千歌「一番の友達なんだから!!!」ポロポロ

千歌「私なんかとか!!千歌と比べてどうだとか言わないで!!!」

千歌「私の大好きな曜ちゃんを!!二度と悪く言わないで!!!!!」

ビィィィン…

曜「……………」

千歌「ふーッ…ふーっ…」ポロポロ

曜「……」

《あ!千歌ちゃんだ!》
《曜ちゃんあそぼー!》
《うん!!》

122: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:21:21.57 ID:77u65OdO
《千歌ちゃん足はやーい!》
《曜ちゃんが捕まったら千歌がたすけてあげるんだ!》
《えへへ ありがとー!》



《千歌ちゃんすごい!また一等賞だ!》
《これはね!曜ちゃんを描いたんだ!》
《私こんなにかわいくないよー!》
《曜ちゃんは可愛いよ!》

123: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:22:02.22 ID:77u65OdO
《千歌ちゃん、金メダルおめでとう!》
《えへへ…曜ちゃんが応援してくれたから頑張っちゃった!》



《千歌ちゃん、最優秀賞、すごいね》
《この景品、曜ちゃん欲しいって言ってたからさ♪はい!あげる!》
《…有難う》



《千歌ちゃんはスゴいよね。私なんてダメダメなのに》
《千歌が頑張れるのは曜ちゃんのおかげだもん! 曜ちゃんの方がすごい!》
《…誰が見たって千歌ちゃんの方がすごいよ》

曜「………」

124: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:22:34.12 ID:77u65OdO
千歌『曜ちゃん!見て!これね!曜ちゃんを』曜『…ねぇ千歌ちゃん』

曜『私達さ あんまり一緒に居ない方が良いんじゃないのかな』

千歌『…え?』

曜『…痛いんだよね 視線が』

曜『…私、千歌ちゃんと違って…平凡じゃん』

千歌『そんな事!』曜『何で私と仲が良いのかさ、不思議がられてるんだよ 千歌ちゃん』

千歌『そんなの、曜ちゃんが大好きだからだよ』

曜『…私はさ、ちょっと…キツいかな』

千歌『…へ…?』

曜『いつも傍に居る千歌ちゃんと比べられてさ…』

曜『何で私なんかが千歌ちゃんと仲良いんだ、とか…』

曜『親にまで千歌ちゃんはこうなのに、って言われてさ』

曜『…正直、キツいんだ』

千歌『曜…ちゃん…?』


125: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:23:25.37 ID:77u65OdO


曜「……」

千歌「…私ね 曜ちゃんを恨んだ」

千歌「私から離れちゃった曜ちゃんを」

千歌「それで、復讐しようとした」

梨子「え」

千歌「何かで…この世で一番 本当の一番になって、曜ちゃんを見返してやろうと思ってた」

千歌「でも、どうしても、それには届かないって気付いた」

千歌「私は曜ちゃんと違って、適当にやっても何かしらの賞が取れる」

曜「…」

千歌「でも、本当の一番を取れる物が、私には無いって分かった」

千歌「それを取るには色んな壁が有って、それを乗り越えなくちゃいけない」

千歌「それには、情熱とか、打ち込む気持ち、やる気が必要不可欠だった」

千歌「私にはそれが無かった」

千歌「…」

千歌「…だって、私が頑張れたのは」


千歌「曜ちゃんの為だったから」

曜「!!」

126: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:24:16.35 ID:77u65OdO
千歌「そんな事今更思い出すなんて」

千歌「ほんと、バカチカだよね…」

曜「…」

曜「…バカは、私だよ…」

千歌「…?」

曜「下らないプライドで、大好きな千歌ちゃんを傷つけて 一番大事なもの無くして、勝手にヘソ曲げて」

曜「あんなひどい事言ったのに、私から突き放したのに…っ」グス

曜「結局やっぱり、私には千歌ちゃんしか居なくてっ…!!」ポロ

千歌「…」

曜「もう千歌ちゃんの隣に居る資格なんてないのにっ…関わる資格なんてないのにっ…」ポロポロ

曜「私、こんな性格だしっ 何にも無いしっ」

曜「私には千歌ちゃんしかっ…千歌ちゃんの傍しかっ 居場所がなくてぇっ…!!」

曜「最低だよ 私っ 最低…!!」

曜「だからっ さっきもっ」

曜「私なんてっ 死んだ方がマシな人間だって思った!!」

曜「このまま殴られるべきだって思った…!!」

曜「でも、千歌ちゃんがっ守ってくれて…っまだっ…友達って言ってくれてっ 大好きって言ってくれて」

曜「私っ…私っ…どうしたら良いのか解らないのっ…!!」

曜「私はぁっ…私はっ…」

千歌「曜ちゃん…」グス

127: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:25:05.63 ID:77u65OdO
曜「ごめんね…!!ごめんね…千歌ちゃんっ」

曜「ずっと…ずっと謝りたかったっ」

曜「私も千歌ちゃんの事がっ 大好きだからっ…!!!」

曜「ごめんなさいっ!!ごめんなさいぃぃぃ!!!!!」ウワァァァン

千歌「いいよ…許す」ギュ

千歌「私たち、友達だもん」ポロポロ

曜「千歌ちゃんーーーーっ!!!」ポロポロ

女子「…ぐすっ」


梨子「よーうちゃん!」

曜「ひぐっ…うぐっ…」

千歌「梨子ちゃん?」ナデナデ

梨子「どうすれば良いか解らない?そんなの簡単よ♪」

梨子「私たちとスクールアイドルをすればいいと思うわ!!」

千歌「それ今言うの!?」

128: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:26:25.99 ID:77u65OdO
梨子「今しかないでしょ!!曜ちゃん!!スクールアイドルやりましょう!!やるわよね!?千歌ちゃん居るわよ!?」

曜「や゛る゛ぅぅぅぅぅ」ビエーン

千歌「曜ちゃん…ほんとに良いの?こんな流れで決めちゃって」

曜「千歌ぢゃんが居てくれればなんでもい゛いぃ」

千歌「…ふふ」

梨子「いえーい!!二人目!!曜ちゃんが我が浦女スクールアイドルに加わったわー♪」

梨子「貴女のお陰よルビィちゃん!」ギュッ

ルビィ「うぉわっ」ビクッ

梨子「千歌ちゃんをぶっ叩いたのは死刑レベルだけどありがとね♪」

ルビィ「   」

梨子「さーてそれじゃぁ皆!!教室でも片付けましょうか♪ もちろんルビィちゃんも!」

「「はーい」」

ルビィ「い、いや私は姉御」梨子「曜ちゃんは千歌ちゃんを保健室に連れて行ってね♪ 未だに血ダラッダラだから♪」

曜「あ、う、うん!」

千歌「そうだ 忘れてたよ…」ダラダラ

129: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:27:52.25 ID:77u65OdO
ルビィ「…姉御…本当に…本当に…」

千歌「…」フルフル

千歌「こんな事でもなくちゃ素直になれなかったんだ 私たち」

千歌「ありがとね ルビィちゃん」

ルビィ「…一生着いていきます姉御…」

曜「花壇ごめんね…。後で直しておくから…」

ルビィ「もうそれは良い…花壇には二度と近付くな」

曜「は、はい」

ルビィ「…早く姉御を連れて行って差し上げろ 病院に行くなら車も寄越す」

曜「わ、解りましたっ」

千歌「どっちが先輩なんだか」

130: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:28:19.34 ID:77u65OdO
曜「…」テク テク

千歌「…」テク テク

曜「…本当に、今までごめんね」

千歌「もう良いよ その話は」

曜「でも…」

千歌「私だって凄い人になって曜ちゃん見返してやろうと思ってたし。イーブンだよ」

曜「…そうかな」

千歌「そうだよ」

千歌「…曜ちゃんしか居なかったのは、私も同じだし」

曜「それは、私のせいで千歌ちゃんが暗くなっちゃったからで…」

千歌「ううん。…私さ、曜ちゃんが高校に入ってから、オドオドしながら私に近付いてきたとき」

千歌「嬉しかったんだ 普通に」

曜「・・・!」

千歌「大概でしょ?」

千歌「一回突き放されて、友達出来ないからってまた近付いて来られて」

千歌「普通ムカつくよ」

曜「うん…」

千歌「でも、嬉しかった」

千歌「…悪口言い合うのも、心地よかったんだ」

131: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:28:47.60 ID:77u65OdO
千歌「包み隠さずに話せる相手なんて、曜ちゃんしか居なかったんだよ」

千歌「私たち、結局、お互いしか居ないんだよ」

千歌「どんな事があっても」

曜「…そうだと、嬉しいな」

千歌「!」

千歌「ま、なーんもない凡人曜ちゃんじゃ、曜ちゃんを得た私の今後の活躍にまた嫉妬しちゃうかもしれないけどー」

曜「…千歌ちゃんに嫉妬した事なんて無いよ」

千歌「…」

曜「ただ、周りの目とか、人の言う事が気になって…辛かっただけ。」

曜「でも、もう解ったよ」

曜「私には千歌ちゃんしか居ないんだ」

曜「誰になんて言わてたっていい どう思われたっていい」

曜「何でも出来て、かっこよくて、優しい」

曜「…大好きな千歌ちゃんと、一緒に居たい」

千歌「…っ」ウル

千歌「…何?告白?」

曜「ち、違うよ!もー!///」

132: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:29:42.14 ID:77u65OdO
千歌「…梨子ちゃんにも感謝しなくちゃね」

千歌「なんか、私たちの事色々考えてくれてたみたいだからさ」

曜「…うん」

曜「私、頑張る。」

曜「千歌ちゃんと肩を並べられるように」

曜「千歌ちゃんが、私と居て誇れるように」

千歌「…ふふっ」

千歌「ま、お互い頑張…ろ」ヨタ

曜「わっ 千歌ちゃん!?」ダキ

千歌「…ごめん 何でもない」

千歌「結構血が出たからちょっとフラっとした」

千歌「ルビィちゃんちっちゃいのに怪力だからなぁ…」

曜「は、早く行こうよっ」

千歌「うん」

133: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:30:25.02 ID:77u65OdO
―校舎裏―

ダイヤ「~♪」ルンルン

ダイヤ「皆さんお待たせしましたわ♪ お水のお時間…あら?」

花丸「クソっ…あの二年マジ殺されてよ…」ザッザッ

花丸「こんなのダイヤちゃんが見たら絶対泣いちゃ」ダイヤ「花丸さんっ ごきげんよう♪」トテトテ

花丸「げっ!!ダイヤちゃん!?」ビクッ

ダイヤ「花丸さんもお水をやりに?」

花丸「い、いや違うの 私はえーっと…えっと…」

花丸「ダイヤちゃーん!!ほんっっっとごめん!!」ペコリ

ダイヤ「? どうかしましたの?」

花丸「あのさっ ここなんだけど…」ス

ダイヤ「あら…?カンパニュラが無くなっていますわ…っ」

ダイヤ「一体どちらに…お出かけかしら?」

花丸「いや…あのねっ あの…」(お出かけ!?)

花丸「私っ急に立ち眩みがしてさぁ…っここに倒れこんじゃって、そのっ」

花丸「潰しちゃったんだんだぁ!!ほんとごめんね!!!」パンッ

ダイヤ「…」

花丸「…」チラ

ダイヤ「そう、ですか…」ポロ

花丸「!!!!」

134: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:31:15.30 ID:77u65OdO
花丸「あーわわわ!!本当にごめん!!!ごめん!!この通り!!」バッ

ダイヤ「いえ…いいのです 仕方の無い事ですから」シュン

ダイヤ「ですが、花丸さんにお怪我が無さそうで良かったです♪」

花丸「え…」

ダイヤ「きっとあの子達が花丸さんを助けてくれたのね ありがとう…」ナムナム

花丸「…ダイヤちゃん…」

ダイヤ「…」ナムナム

花丸(うっわ…真剣に祈ってるよ… これ素でやってるからヤバい)

花丸(…ほんとお花畑って言うか、アホ過ぎるというか、純粋過ぎて逆にサイコっていうか…)

花丸(でも…)

ダイヤ「天国でも幸せにお過ごし下さいましね…」ウル

花丸(そこが可愛いっ!!!///)

135: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 05:39:42.58 ID:77u65OdO
つづくかも

136: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/17(土) 06:27:25.52 ID:HTa4CF8J
MTGの次元の混乱とかドラえもんのあべこべの星を思い出した

137: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/17(土) 07:25:50.77 ID:PmhJhd1H
曜ちゃんかわいい

138: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー) 2018/02/17(土) 07:30:53.40 ID:4K6Ae3dr
面白いので続いてくれい

139: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/17(土) 07:51:41.24 ID:V6uZMNJ8
無茶苦茶やってんなぁ……と思ったけどメッチャ面白いわ
9人の心が1つになるとこまで書いてくれ

140: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2018/02/17(土) 08:08:16.28 ID:nUQQGOo5
なんで千歌を慕ってるのかも描いてくれそうだし期待

141: 名無しで叶える物語(SB-iPhone) 2018/02/17(土) 08:46:08.33 ID:Gezrcf/2
ようちか良かったぞ
このルビィちゃん好きだわ

145: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/17(土) 10:30:38.90 ID:1gQ+h/cx
木刀が長く見える←可愛い

146: 名無しで叶える物語(家) 2018/02/17(土) 10:51:03.62 ID:oIs1wpjb
涙でた

147: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/17(土) 11:26:18.75 ID:UGSPtX9t
ルビィちゃん声じゃなくふりりんの地声で想像されるw

148: 名無しで叶える物語(笑) 2018/02/17(土) 11:35:30.55 ID:rZbUKC+C
幼ようちか可愛い

149: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/17(土) 12:28:58.56 ID:jW8ggts8
何だかんだ言いながらお姉ちゃんのためにキレてるルビィちゃん良い子

150: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2018/02/17(土) 12:38:20.24 ID:ULMMEmYv
パリピ感感じる梨子ちゃんまじ卍

153: 名無しで叶える物語(笑) 2018/02/17(土) 14:54:34.65 ID:Idj/FSuT
花丸の逆ってあんま想像つかんな
めっちゃ少食とかか?

154: 名無しで叶える物語(中部地方) 2018/02/17(土) 15:13:28.14 ID:/mqUBsHL
スマホイジイジしてたしコテコテの現代っ子&ギャルかね

156: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2018/02/17(土) 16:37:39.58 ID:1UekBIRJ
根は元のキャラと変わらないところがすこ

157: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/17(土) 18:08:32.21 ID:zbLTQyqR
おっさんの脆い涙腺にきく

158: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/17(土) 18:10:18.41 ID:CnIEgjeJ
面白いことになってた

159: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/17(土) 18:21:23.32 ID:VxLa9iKw
オンボロノ木坂学院を彷彿とさせるSS

161: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/18(日) 00:39:49.25 ID:PuXS2vSB
オンボロ思い出す
こういうキャラ設定大改変ss正直好き

162: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/02/18(日) 00:40:44.95 ID:9ZE8GD1C
手乗りルビィ

163: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/18(日) 08:53:24.06 ID:y8QoJMnD
明日の夜に投下できるかもしれん

164: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/18(日) 10:56:41.93 ID:OHmRcKf4
このルビィちゃんは10秒待てずにヒャアしそう

165: 名無しで叶える物語(しか) 2018/02/18(日) 11:25:02.72 ID:3zJ/oPtI
包丁人ルビィちゃんのイメージで読んでた

168: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/18(日) 19:13:22.51 ID:cndFpOtj
飽きた?

169: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/18(日) 19:25:34.95 ID:y8QoJMnD
>>168
夜勤なんや…

170: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/18(日) 19:50:47.66 ID:+0XW2cor
夜勤とssどっちが大事なんだよ!

171: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2018/02/18(日) 19:59:56.59 ID:B6HnjQBK
時間かかってもいいけど、途中でやめないでね ここ最近の優秀は最後まで書かないのが多い

172: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/18(日) 20:30:29.78 ID:cndFpOtj
わかった、待ってる!頑張ってね!

174: 名無しで叶える物語(禿) 2018/02/19(月) 00:45:16.62 ID:nz35de05
すみません、仕事やめてSS書いてもらえませんか?

175: 名無しで叶える物語(みかん) 2018/02/19(月) 01:46:13.10 ID:2McZ5I/r
今年では今のところ一番面白いSS

180: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/19(月) 17:29:48.44 ID:IzjgHyg4
カボス先生の新作や!
刮目せよ!

花陽「流行性ネコシャクシウィルス~」
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1519022373/

185: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:27:36.22 ID:sTl0NqPZ
―朝・校庭―

キーンコーンカーンコーン

梨子「…あら、予鈴」タタ

梨子「二人ともー!そろそろ切り上げましょ!」

千歌「はぁ…はぁ…」タタ

梨子「お疲れ様♪」

千歌「…こんだけ走り込んで息一つ切れてない…やっぱ梨子ちゃん凄いね…」

梨子「ふふーん♪それ程でもあるりこ♪」

梨子「でも千歌ちゃんもなかなかやるわね♪」

千歌「心配なのは…」チラ

曜「ぐえー…ぐえー…げほっ」大

梨子「よーうちゃん♪大丈夫?」

曜「だ、大丈夫……」コヒュー コヒュー

千歌「ただの体力作りなんだから無理しないでいいんだよ…陸上部じゃあるまいし…」

千歌「体壊したら元も子もないよ…?」

曜「い、良いの…ハァ…頑張るって…ゲホッ 決めたんだから…ゲハッ」

梨子「うんうん!向上心が強いのは素晴らしい事だわ♪」

梨子「スクールアイドルたるもの体力、肺活量が無ければ話にならないからね!」

梨子「死なない程度に頑張りましょ!」

千歌「それマジでやれって暗に言ってるよね…」

186: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:28:06.50 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「よう」

曜「げっ!」

千歌「ルビィちゃん。お早う」

梨子「さくらりこー♪」

ルビィ毎日毎日朝から精が出るな姉御達」ザッ

ルビィ「姉御、差し入れ。」ガサ

千歌「もう…いいって言ってるのに」

ルビィ「梨子の姉貴も」

梨子「いつもありがとー♪大好きよ♪」

ルビィ「ほらよ。曜の姉貴」スッ

曜「…あ、ありがとう」ビクッ

ルビィ「いちいちビビんなよ」

曜「ご、ごめん…」

梨子「ふふっ」

梨子「曜ちゃんとルビィちゃん、すっかり仲良しさんね♪」

千歌(そうは見えない…)

187: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:28:50.37 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「私は恩も恨みも忘れねぇタチだが曜の姉貴に関しては別だ」

ルビィ「姉御の親友とあっちゃ腹立たされた事全て水に流す他無ぇ」

梨子「ほほ~…千歌ちゃんパワー恐るべし」

千歌「ルビィちゃん」

ルビィ「ん?」クル

千歌「いつも差し入れ有り難いんだけど…本当に気にしないで良いんだよ?」

ルビィ「無理だ 私ともあろうものが姉御にあんな事しちまって」

ルビィ「金を受け取って貰えない以上、少しでもお役に立たなきゃ気が済まねぇ」

ルビィ「つってもこんな事くらいしか思いつかねーが…」

梨子「大助かりよ♪ねぇ千歌ちゃん♪」

千歌「それはそうだけど…」

梨子「まぁ確かに!私達まで貰っちゃってるのは気が引けなくもないわね!」

ルビィ「姉御のご友人じゃ無碍にゃ出来ねぇ 私の自己満足だ。気にしねーでくれると助かる」

梨子「なら私ポカリよりアクエリアスがいいわ!!」

ルビィ「解った」

千歌「いやいや梨子ちゃん…」

188: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:29:26.81 ID:sTl0NqPZ
梨子「ルビィちゃんがそれで気が楽になるって言うなら私は甘んじに甘んじるわ!」

ルビィ「流石梨子の姉貴」

千歌「えぇ…ルビィちゃんが良いならいいけど…」

ルビィ「姉御も何か必要ならなんなりと言ってくれ」

千歌「充分です」

ルビィ「それはそうと…」

ルビィ「あれから半月程経つが怪我の具合はどうだ」

千歌「大丈夫だってば」

千歌「治ってなきゃ走ったりなんてしてないよ」

ルビィ「それはそうなんだが…しつこくて済まねぇ」

千歌「頭だから派手に血が出たけど縫いもしなかったし。あんなの軽傷だよ。」

ルビィ「…大事にならずに良かった」

梨子「ふふっ よっぽど千歌ちゃんの事が大切なのね♪」

ルビィ「当たり前だ」

梨子「当たり前なんだ♪」

曜「ね、ねえ千歌ちゃんちょっと」

千歌「?」

189: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:31:07.96 ID:sTl0NqPZ
曜「あ、あのさぁ」

千歌「何?」

曜「千歌ちゃんいつからこんなおっかないのと仲良しになったの?」ヒソ

曜「仲良しって言うか…なんかめちゃくちゃ慕われてるけど…」

千歌「…曜ちゃんと離れてた中学の頃、ちょっとね…。」

ルビィ「あぁ。それから私は迷惑掛けねぇ様、陰から慕ってたんだが」

曜(聞こえてたーっ)ビクッ

ルビィ「千歌の姉御が本腰入れて活動するってんならサポートさせてもらいてぇ」

梨子「あら、サポートしたいなら一番大助かりで千歌ちゃんも狂喜乱舞する手段が一つ有るわよ!」

千歌「え 何それ」

ルビィ「本当か梨子の姉貴!!そりゃ何だ!?」

ルビィ「是非やらせてくれ!!何でもする!!」

梨子「言ったわね?ルビィちゃんとも在ろう人がやっぱ無し、なんて言わないわよね?」

千歌「まさか梨子ちゃん…!」

ルビィ「なめねーでくれ姉貴!!」

ルビィ「私には怖いモンなんて無ぇ!ハッタリじゃねぇ本当だ!!」

ルビィ「私はそこらの腑抜けとは違う…!何だろうと必ず成し遂げてみせる…!」

190: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:31:56.56 ID:sTl0NqPZ
梨子「そうよね!それでこそルビィちゃんだわ♪」

ルビィ「…あんた転校して来たばかりなんから私の事知りゃしねーだろ…」

梨子「いいえよ~く知ってるわよ♪」

梨子「すっっごく可愛いこと!!」

ルビィ「…は?」
曜「…は?」

梨子「そんな怖い顔してるけど、ほら♪」スッ

ルビィ「!!!」ビクッ

梨子「こんな感じで髪を二つに結ったりした向かう所敵なし!!」

ルビィ「私の髪に触r!」梨子「一緒にスクールアイドルやりましょ♪」

ルビィ「っ………え」

曜「な゛っ!?」

千歌(やっぱり…)

梨子「って言うかもう決定よね お姉さん間違えちゃった♪」テヘ

梨子「これから宜しくね♪ルビィちゃん♪」

ルビィ「………」

191: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:33:04.81 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「………」

千歌「…ルビィちゃん無理なら無理でいいんだよ?」

ルビィ「…………」

曜「ちょっ、」

曜「ちょっと待ってよ!!何言ってるのさ梨子ちゃん!!」

曜「こんな暴君がスクールアイドルなんてやる訳無いって!!」

ルビィ「相変わらず言ってくれる…」

ルビィ「…だが、まぁ…そうだな」

ルビィ「私には、自分の時間が無ぇ」

ルビィ「…」

ルビィ「…済まねえ。 梨子の姉貴」

千歌「…うん。お家の事もあるし…」

千歌「流石に諦め――」

梨子「………」

千歌「   」

千歌「梨子…ちゃ…ん?」

192: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:33:56.10 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「だが、やると言ったからには二言は無い」

ルビィ「スクールアイドルはやらせてもらう」

曜「えぇ!?」

梨子「なんだ♪驚かせないでよもう♪このこのー♪」ツンツン

ルビィ「…しかしな もしもと言う事も有る…」

曜「…?」

ルビィ「…家と話を付ける必要が有る。…少し待ってくれ。」

梨子「少しってどれくらいかな?」

ルビィ「今日の所は授業が終わり次第直帰する」

ルビィ「明日には答えるからよ」

梨子「じゃぁ明日歓迎会をするわ♪準備して待ってるからね♪」

梨子「必ず来る事。約束よ♪」

ルビィ「…解った。」

曜「でえぇぇぇぇ!?ま、まじ!?まじで言ってるの!?」

曜「無理無理無理だって!血を見ることになるって!!ねぇ千歌ちゃん!!」

千歌「……」

193: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:35:25.50 ID:sTl0NqPZ
曜「千歌ちゃんもそう思うでしょ!?」

千歌「…えっ」

千歌「あっ…っと……何か言ってた?」

曜「聞いてないしぃぃぃぃぃ!!」

梨子「ルビィちゃんがOKしてくれて嬉しいって話よ♪」

曜「断じて違う!!」

ルビィ「ほんじゃ…私はもう行くわ」

ルビィ「水分補給は怠らない様にしてくれよ」

梨子「お気遣い感謝するわ!!仲間を思いやる気持ちはグループに不可欠!」

梨子「流石は未来のチームメイトね♪」

ルビィ「梨子の姉貴には言ってねーけどな…丈夫そうだし」

梨子「それ程でもあるわ♪」

ルビィ「…じゃあ、明日な」ザッ

梨子「またねー♪」フリフリ

梨子「さ、もうHR始まっちゃうわ!私たちも行きましょ!」

千歌「…」

曜「ま、マジであれが入るの…ウソでしょ…恐怖心からのストレスで寿命縮まっちゃうって…」ブツブツ

194: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:36:16.35 ID:sTl0NqPZ


―屋上―

キーンコーンカーンコーン

ルビィ「…」

ルビィ「…んんー…っ」ノビー

ルビィ「…っはぁ…。」

ピーヒョロロロロロ…

ルビィ「…。」

ルビィ「…どうすっかな…。」

ガラ

花丸「~♪」ジャカジャカ

花丸「爪がキレイとか♪小さな変化にも気づい…げ」

ルビィ「…チッ」

花丸「また居るし」スポ

ルビィ「こっちの台詞だ糞丸が」

花丸「あたしは体育だからサボるだけですー。一日中光合成してるアンタとは違うんですー。」ジャラジャラ

ルビィ「お前運動得意だろ」

花丸「髪が崩れるからヤなの。」チュー

195: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:37:04.94 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「…またそれ啜ってんのか」

ルビィ「飯を食え 飯を」

花丸「ヤだ 太るじゃん」

ルビィ「テメーが太ろうが誰も気にしねぇ」

花丸「誰か気にするとかカンケーないから」チュー

花丸「キレーで居なきゃ生きてる意味無いし」

ルビィ「大層なこった」

ピーヒョロロロ…

196: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:37:50.32 ID:sTl0NqPZ


花丸「~♪」ジャカジャカ

ルビィ「…」

ルビィ「なぁ」

花丸「~♪…何」

ルビィ「お前は…スクールアイドルって 興味有るか」

花丸「    」

ルビィ「…なんだよ」

花丸「…アンタの口からその単語が出た事に驚いちゃった」

ルビィ「…。」

花丸「好きだけど何?何で?」

ルビィ「…いや」

ルビィ「…ちょっと」

花丸「…??もしかしてアンタも好きなの?」

ルビィ「全く興味無い」

花丸「はぁ?なら何で聞いたの」チュー

ルビィ「…これから、やるかもしれない」

花丸「!?!?」

花丸「あ!?」

花丸「あ!アンタが!?スクールアイドgっ ゴホッ べっ!」ベチョロッ

ルビィ「うわぁゼリーを吐くなぁ!!汚ェ!!!」

197: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:39:42.08 ID:sTl0NqPZ
花丸「だっ、だって…」グシグシ

ルビィ「…誘われたんだ 千歌の姉御の為にもなるらしい」

ルビィ「売り言葉に買い言葉で承諾しちまったが…」

ルビィ「私は、やろうと思う…。」

花丸「…やろうと思うって…どうやって」

花丸「仕事はどうすんの?」

ルビィ「…それは今日、話を付ける」

花丸「…二年の三人がなんかやってるのは知ってたけど」

花丸「…その千歌って人、アンタにとってダイヤちゃんより大事なの?」

花丸「部活なんてやるって事は、その…」

ルビィ「…千歌の姉御はダイヤの恩人だ」

ルビィ「あの人が居なきゃダイヤは中学でどんな目に遭ってたか解らねぇ」

ルビィ「恩がある」

花丸「…?」

花丸「何それ?知らないんだけど」

ルビィ「…」

198: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:40:59.26 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「あの人は自分を語らないから私も詳しくは解らねーが…」

ルビィ「ダイヤは中一の時」

ルビィ「間違いなく…苛めに遭ってた」

花丸「え」

ルビィ「そりゃ無理も無ぇ 中学に幼稚園児が進学しちまったようなもんだからな」

ルビィ「家で一人湿布を貼り、財布を開けて眉を下げてるダイヤを端で見ることしか出来なかった」

ルビィ「ダイヤにそんな思いをさせるカス共を今すぐ殺してやりたかったがそれも適わねぇ」

ルビィ「一年の間私は…ハラワタが煮えくり返る思いだった」

花丸「…」

ルビィ「二年後、こっちが入学さえしちまえばダイヤの様子が見える 時間も出来る」

ルビィ「そうなればいつでもダイヤに手を出した奴等を血祭りに上げられる それまでの我慢」

ルビィ「それだけを支えに二年耐え凌ごうと思った」

花丸「…うん。 で?」

ルビィ「…だがダイヤは二年に進級した途端、身体に生傷を作る事も、制服を縫う事も、空っぽの財布を眺める事も無くなった」

ルビィ「新入生でやべぇ奴が居ると噂になってる事をテメーから聞いたのも同時期だ」

花丸「え? あぁ、なんか超人超人言われてる人が居るって話・・・。」

ルビィ「私は入学するまでの間、それが気になって仕方無かった」

ルビィ「その高海って奴が、何かしたんじゃねーかって」

199: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:42:44.91 ID:sTl0NqPZ
花丸「でもあれって結局、スポーツとか勉強がめちゃくちゃ出来るって意味だったんでしょ?ダイヤちゃんとは関係なくない?」

ルビィ「それは私等が入学してからの話だろ」

ルビィ「姉御が入学したばかりの時期で超人呼ばわりされていた理由には他にある」

花丸「じゃぁ何で?何が超人だったの?何超人なの?筋肉マンなの?」

ルビィ「姉御を馬鹿にしてんのか?」

ルビィ「…」

ルビィ「私は入学後すぐにダイヤに手を出していた三年を突き止めようと先公を問いただした」

花丸「入学してすぐそれって…」ハァ

ルビィ「なかなか口を割らなかったがウチの本職を言った途端舌が回りやがってな」

ルビィ結果、呆れ返った」

ルビィ「誰かがダイヤを虐めてた訳じゃねぇ」

ルビィ「クラス中でダイヤを標的にしてたってよ」

花丸「ひっど…!!」

200: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:43:43.52 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「それを聞いてすぐ三年のクラスを滅茶苦茶にして尋問した」

ルビィ「去年の今頃、何故ダイヤを急に諦めたのか、高海千歌が関係あるのか」

ルビィ「だが、この私にシめられても 誰一人話さなかった…でも」

ルビィ「姉御の名を出した時の反応で解った」

ルビィ「あいつ等全員…姉御に口止めされてたんだ」

ルビィ「詳しい事を話せないそいつ等が、せいぜいそう例えたのが先に一人歩きしたんだってな」シュボ

花丸「…え、何したの?結局」

ルビィ「未だに解らない」スパ~

ルビィ「少なくとも、私にボコられる事よりも姉御の事を恐れていたのは確かだ」

201: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:44:43.59 ID:sTl0NqPZ
花丸「…ふぅ~ん?」

花丸「でもさ、何でダイヤちゃんが苛められてて、高海千歌がそいつ等になんかする訳?」

ルビィ「それを知りたくて、その足で二年の教室へ向かい…本人に聞きに行ったんだが」

ルビィ「廊下で一人空を眺めてる姉御を一目見て解った」

ルビィ「…」

ルビィ「あの人は…、どう見たって普通じゃねぇ」

花丸「…まぁなんか、オーラみたいなのは有るわ」チュー

ルビィ「それだけじゃねぇ 直接話して尚更驚いた」

ルビィ「姉御は…」

ルビィ「ダイヤの名前すら知らなかったんだ」

花丸「え?」

ルビィ「しらくれてるのかと思って ダイヤと私の関係から全て話し、その上で何故動いたのか問い詰めた」

ルビィ「そうしたら思い出した様に」

ルビィ「“暇潰し…”」

ルビィ「だとよ」

花丸「……」

202: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:45:48.94 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「きっとあいつ等が姉御に何をされたのか私は死ぬまで解らねぇ」

ルビィ「ダイヤもきっと、姉御に救われた事を死ぬまで知る事もねぇ」

ルビィ「だが私には…動機はどうあれ姉御がダイヤを助けてくれた事実 その恩が有る」

花丸「それは解ったけどさ…」

花丸「だから、スクールアイドルな訳?」

ルビィ「・・・」

花丸「そんな事してる時間無いんじゃないの」

ルビィ「…無碍に出来ねぇ」

ルビィ「ダイヤを救ってくれた姉御の力になりたい」

花丸「ダイヤちゃんは…人質に取られてんだよ」

花丸「解ってるだろうけど…本末転倒だけは止めてよ?」

ルビィ「…賭けるものは有る」

花丸「これ以上、何があるの」

203: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:46:50.20 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「…」

花丸「大好きな人に嫌われなくちゃいけなくて…」

花丸「自分の時間が無くて…」

花丸「これ以上、アンタに何があるの…」

ルビィ「…」

花丸「ふんばルビィ…」

ルビィ「それ言うなっつってんだろうがぁ!!!!!」

花丸「うるさぁっ!」キーン

ルビィ「フンッ!!」クル

ルビィ「糞丸に心配されるほど落ちぶれちゃいねぇ!!!」ツカツカ

花丸「どこ行くの?」

ルビィ「便所!!」ツカツカ

花丸「あ、授業に出るわけじゃないんだ」

ルビィ「そんなかったりぃモン出るわけねーだろ…」

ルビィ「貴重な睡眠時間の邪魔しやがって…!」ガチャ

花丸「喋ってたのアンタじゃん」

ルビィ「うるせぇ!!」バタン!!

花丸「それもアンタ」

花丸「…」

花丸「本当に大丈夫なの?ルビィ…」

204: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:49:01.41 ID:sTl0NqPZ
―放課後・校門前―

キーンコーンカーンコーン

ルビィ「…」ツカツカ

ブゥゥゥン…
キキッ

ガチャ

ルビィ「…」

スーツの男「御修学お疲れ様でした。」

ルビィ「…」バタン

スーツの男「本日のご予定のご確認を」

ルビィ「しねぇ」ボフ

スーツの男「…?」

ルビィ「全部やらねぇ」

スーツの男「…体調が優れませんか?でしたら医者に…」

ルビィ「糞親父に話が有る」

スーツの男「!?」

スーツの男「ご主人様…に…?」

ルビィ「解ったら早く出せ」

スーツの男「…はいっ」

ブロロロロ…


205: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:50:25.99 ID:sTl0NqPZ
―黒澤家・玉座の間―

ルビィ「…」

父「………」ズゥゥン

ルビィ「話がある」

父「……」

父「…貴ィ様ぁ…」

黒澤「一体どの面を下げこの私ぃ…黒澤元ン明ィの前に現れたぁぁ」

ルビィ「……」

元明「証明を終えるゥ!!!!!!!!!!!!」

ビィィィィン…

元明「それまで私に会う事は無いぃ…そう言い放った貴ィ様ァがぁぁ…」

ルビィ「…」

元明「今更何の様ゥゥだ…怖 じ 気 付いたか…」

208: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:52:27.33 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「…テメェを引きずり落として踏み潰してやりたい気に変わりは無ぇ」

ルビィ「だが暫く、家の仕事を休む」

元明「何ぃ…?」

元明「仕事を やァすゥむゥ…??」

ルビィ「…ああ」

元明「…解らんんん…貴様何を言っているゥ……」

ルビィ「…この家を継ぐのは私だ」

元明「…解りきった事を言うなぁ…貴様はもう何処へも逃ィげェらァれェやァせん…」

元明「元々あの出来損ないに担えるモノでは無いにせよ…貴様の望みを聞いてやったのだからぁ…」

ルビィ「ッ」ギリッ

ルビィ「ダイヤは出来損ないじゃねぇ…!」

元明「それを証明するなどとぉ!!!!!!!!!!!!」

元明「…この私に啖呵を切りおぉったのは、貴様だぁ…」

ルビィ「っ…」

209: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:54:02.83 ID:sTl0NqPZ
元明「貴様の時間はぁ!!!!」

元明「姉の自由ゥと引き換えにぃ…黒澤の為にす べ て 注ぎ込むとぉ…」

元明「己の宝を賭して誓った…それも貴 様 自 身ンゥ…」

ルビィ「…そうだ」

元明「その貴様がァァァ!!!!!」ズォッ

元明「仕事を休ーむゥゥーとぉぉはァ」

元明「一体ィ!!!!」ガシッ

元明「いかなる風の吹き回しよォ!!!!!」ブチィッ

元明「あの日ぃ寄越した三つ編みのォ…あ軽い事軽い事ォ…」ブランブラン

ルビィ「…ッ」

ルビィ「…母ちゃんから譲り受けた髪を切って!!テメェにくれたんだ!! これ以上の示しは無えよ!!」

ルビィ「今だって変わらねぇ!!このクソみてぇな家は私のモンにしてやる!!」

ルビィ「ただ!!」

ルビィ「…二年、いや一年で良い」

ルビィ「…自分の時間を使わせてくれ…」

ルビィ「頼む…」ザッ

元明「…」

ルビィ「頼む…っ!」

210: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:56:37.04 ID:sTl0NqPZ
元明「貴様が頭を垂れるとはぁ…珍しい事も有るものよぉ…」

元明「例え明日槍が降ろうともォ…黒澤のやり方はァ 変わりは せん」

元明「何かを得る為には何かを払うゥ…そうだなぁ 我が愛ァ娘ェよォ…」

ルビィ「あぁ」

元明「では貴様はぁ!!!!何を賭ける!!!!!」

元明「姉の命を買った貴様がぁ!!!!宝を持たぬ貴様がぁ!!!!一年名を捨てよる貴様がぁ!!!!!」

元明「一体、何をォォォォ 賭 け る!!!!!!!」

ルビィ「命をやる!!!!!」


元明「……何ぃ…?」

ルビィ「一年の代わりに残りの人生、全てこの家の為だけに使う!!!!」

ルビィ「ダイヤの自由と引き換えに払う時間を滞納するってんだ…それくらいしなきゃよ」

元明「…一つ、私に聞かせろぉ」

元明「それと引き換えに得た時間を…貴様は一体何に使う」

ルビィ「……」

ルビィ「スクールアイドルをやる」

211: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 01:58:46.72 ID:sTl0NqPZ
元明「………」

元明「…何だ それは」

ルビィ「………勝手に調べろ」

ルビィ「で、良いのか!! 悪いのか!!」

元明「そのモノが知れぬ以上、答えは無い」

ルビィ「こっちは家の為に命捧げるっつってんだぁぁ!!!!!」

ルビィ「テメェの許しと私の命!!どっちが重てぇかなんて言わせんじゃねぇーよ!!!!」

ルビィ「今ここで決めて貰う!!」

元明「……貴様の口はぁ…勝手ばかり言う為付いておるのかぁ…」

ルビィ「筋は通して来た!!今回だってそうだ!!」

ルビィ「二言は、無い!!」

元明「………」

元明「………ふぅぅぅぬゥゥ…」

元明「では一年後ォ」

元明「貴様の人生はぁ… 終 る と思え…」

212: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 02:00:02.16 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「!」

ルビィ「…」

ルビィ「…そりゃテメェだろ」スクッ

元明「何ィ・・・?」

ルビィ「一日中ふんぞり返ってるテメェと、糞垂れてる間も馬車馬みてぇに働かされる私とじゃ…」

ルビィ「嫌でも立場が逆転しちまうだろうよ」

元明「減らず口をぉぉ…!!」

ルビィ「テメェの口からやっぱ無し、なんて言葉を聞いた日には…とうとう喉笛かっ切るからな」スタスタ

元明「…用が済んだのならさっさとぉ…消 え ろ …」

ルビィ「私はこれから忙しいんだよ テメェと違ってよ」スタスタ

ガラ

バシンッ!

ルビィ「…」

ルビィ「ふー…。」

――

元明「………」

元明「何だと言うのだ スクールアイドルとは…」

213: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 02:00:33.99 ID:sTl0NqPZ
保守ありがとうCM!

214: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/20(火) 02:05:16.38 ID:PJVkfhrE
起きとったんか!ワレェ!!

215: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/20(火) 02:09:18.77 ID:RtpM7I31
もう本当若本にしか聞こえんw

216: 名無しで叶える物語(みかん) 2018/02/20(火) 02:13:19.67 ID:j7wAc+OC
このルビィに惚れた

217: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/20(火) 02:27:08.36 ID:vyo65GCB
千歌ちゃんもかっけぇ
暇つぶし…とかミホークかよ

218: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ) 2018/02/20(火) 02:31:24.25 ID:THyMLw99
ダイヤちゃんのために陰で頑張ってるルビィちゃんやっぱり優しい

219: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:38:18.07 ID:sTl0NqPZ
―自室―

ルビィ「…」ギシ

ルビィ「…糞親父のツラまともに見たのなんて あの日以来か…。」

―――――…
―――…


ザ――――――

ダイヤ(10)「きゃっ」ベシャッ

ルビィ(8)「あっ」

ダイヤ「あうぅぅ 転んでしまいましたわ…」グス

ルビィ「もう…だから走るなって言ったじゃん」

ルビィ「ケガはしてない?お姉ちゃん」シャガミ

ダイヤ「はい…。…でも、お洋服を汚してしまいました…っ」ポロポロ

ダイヤ「またお父様に怒られてしまいますわ…っ」ポロポロ

ダイヤ「どうしましょう…っ」

ダイヤ「こわい…こわい…っ」ブルブル

ルビィ「…大丈夫だよ。それ脱いで?」スッ

ダイヤ「へ…?」

ヌギッ

ルビィ「これ着て。ちょっとちっちゃいけど…同じワンピースだから着られるでしょ?」

ルビィ「ルビィがお姉ちゃんを着るから。」

220: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:38:54.43 ID:sTl0NqPZ
ダイヤ「で、でも…、そんな事をしたらルビィがっ」ポロポロ

ルビィ「ルビィは大丈夫。つよいもん。」

ルビィ「お父様なんか怖くないからさ」

ダイヤ「…うぐっ…ひっく…ルビィ…。」ポロポロ

ルビィ「まったく…泣き虫さんだねお姉ちゃんは」

ダイヤ「だって…っ だってルビィがっ…ルビィがぁ…っ」ポロポロ

ルビィ「…大丈夫だってば。顔上げてお姉ちゃん」

ルビィ「おまじない。」

ダイヤ「…」

チュ

ダイヤ「ルビィ…」

ルビィ「はい。ルビィのパワーをあげました♪だから泣き止んで?」

ダイヤ「…うん…っ」グス

221: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:39:21.64 ID:sTl0NqPZ


ルビィ「よいしょっ」スポン

ルビィ「これでよしっ」

ブゥゥゥン…
キキーッ

ガチャッ

スーツの男「!!お嬢様!!」ダッ

ダイヤ「!」

スーツの男「お向かいが遅れました!」

スーツの男「ルビィお嬢様!どうなされたのですか!?」

ルビィ「転んだの」

スーツの男「なんと…申し訳御座いません!私が遅れたせいで…!」

ルビィ「平気」

スーツの男「お風邪をひかれては事です!さぁ早く!お稽古の先生もお待ちです!」サッ

ルビィ「…また後でね お姉ちゃん」

ダイヤ「はい…ルビィ」

222: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:39:49.50 ID:sTl0NqPZ
ザ――――――

ダイヤ「…」トボトボ

キャンッ キャンッ

ダイヤ「…?」

223: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:40:05.61 ID:sTl0NqPZ
―黒澤家・廊下―

ルビィ「…はぁ…疲れた。この後は何のお稽古だっけ…。」テクテク

ザ――――――

ルビィ「…」

ルビィ(お姉ちゃん、もう帰ったよね)

ルビィ(寒かっただろうし次のお稽古までにお茶でも淹れて…あ、そうだ)

ルビィ(この前買ってもらったプリンもあげよう)テクテク



ガチャ

ルビィ(…お菓子は当然の様にルビィの分しかない)

ルビィ(ご飯もそう ルビィたちとお姉ちゃんで全然違う)

ルビィ(この家の人たちは、お姉ちゃんを無いものみたいにする)

ルビィ(よく解らないけど…ウチからしたら、お姉ちゃんみたいな子は邪魔みたいだけど)

《ダイヤ!!!貴様は何故そう鈍いのだ!!!この出来損ないがぁ!!!!!》

《いつまでも母の写真など取って置きよってェェ!!!こんなもの必要無い!!!!捨ててしまえ!!!!》バリィン!!

《何故この程度の事が出来ん!!黒澤家の恥めがァァァァ!!!!!》

224: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:40:55.08 ID:sTl0NqPZ
お姉ちゃん“の”を着るからですね ミスった

225: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:41:34.06 ID:sTl0NqPZ
ルビィ『何してるの?お姉ちゃん』

ダイヤ『ルビィっ』パァ

ダイヤ『お花にお水をあげてますの♪』

ルビィ『お花ってこれ…雑草だよ?』

ダイヤ『ですが、こう暑いとお花さんも喉が渇いてしまいますもの』

ルビィ『…そっか』


『下らん』


グシャァァッ!!



ルビィ(ルビィは こんな家の方が 嫌い)スッ

226: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:43:01.80 ID:sTl0NqPZ
―ダイヤの部屋・手前廊下―

ルビィ「…」コソッ

ルビィ(…よし 誰もいない。)

ルビィ(…きっと洋服の事で落ち込んでるだろうし、早く持っていって)

「こぉぉぉぉンのタァワァケェがぁあああああ!!!!!!!!!!!!」

ルビィ「!?」ポロッ

ガシャンッ

227: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:43:38.01 ID:sTl0NqPZ
犬「ッ」ビクッ

ダイヤ「ひぃぃぃぃっ」ガクガク

元明「貴様今なぁぁんと言ったァ もう一度言ぃぃってみろぉ」

ダイヤ「あぅぁぅぅぅぅぅ」ガクガク

元明「…私に同じ事を二度言わせる気ならば それでいいぃ」

ダイヤ「こ、ここここのわ、わわわわわっ」

ダイヤ「わんちゃんをっ」

ダイヤ「飼っては、い、い、いけないでしょうか…」ギュッ

子犬「…」プルプル

元明「…何ァァ故だぁ」

ダイヤ「…っ?」ガクガク

元明「何故、飼う必要が有るのだと問うておるのだぁ」

ダイヤ「…お、お、お外は寒くてっ 一人でっ雨にっ 濡れてっ か、かわいそう、だ、からです」ガクガク

元明「その犬が貴様に同情を乞うたのかぁぁ」

ダイヤ「…??」ガクガク

228: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:44:07.00 ID:sTl0NqPZ
元明「くゥちー!のきけぬ弱者に同ゥ情するとはァ 貴様も甚だ思い上がりが過ーぎーてーはーおーらーんーのーかァ」

ダイヤ「……」ガクガク

元明「貴様はァ!!!!!」

ダイヤ「ひいいっっ!?」

元明「私をどこまで愚弄すれば気が済むのだ!!!!」バッ

子犬「キャンッ!」

ダイヤ「!!」

元明「弱者に手を差し伸べるなど何たる愚かしさァ!!」ギリギリ

子犬「ギャンッ!!ギャンッ!」ジタバタ

ダイヤ「!!…やっ…!やめて下さいまし…っやめて…っ」ガクガク

元明「その上何と貴様は犬ゥ…犬畜生を食わせる事を望んでおるのだァ」

元明「しかと見よォォォ!!!!!!!」ブンッ!

犬「ギャイン!!!!!!」ベシャァッ!!

ダイヤ「ひ!!!???」

229: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:44:45.35 ID:sTl0NqPZ
元明「この救い様の無い弱さ!!脆さ!!この貧弱さァァ!!!!!」ドォン!ドォン!

ギャワァッ!! ギャッ ギッ…

ドォン!ドォン!

ダイヤ「     」

元明「こうも容易く命を落としぃ!!こうも容易く汚物と成り果てるゥゥ」ズチャ…

元明「貴様は罪深いぞ…ダイヤァ…」

元明「黒澤の血を引きながらこのような物に現を抜かしよってェ…」

ダイヤ「    」ポロポロ

元明「!!!」

元明「涙を流すな愚か者がぁぁぁぁぁ!!!!」バシィン!

ダイヤ「   」ズダァン!

元明「良いか!!私にとって貴様はこの犬畜生と何ら変わりないのだ!!!」

元明「生きる事すら満足に出来ぬ出来損ないの貴様が!!息をしている事が奇跡だと思え!!」

ダイヤ「    …」

元明「聞いておるのか貴様ぁぁぁぁ!!!!」ブンッ




ルビィ「止めろ―――――――!!!!!」バッ

230: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/20(火) 04:45:59.22 ID:UCqorzq7
某皇帝を思わせる言動

231: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:46:28.69 ID:sTl0NqPZ
元明「…」ピタッ

ルビィ「~~~ッ…」ハァハァ

元明「…」

元明「なァァァんの真似だァ…ルビィィィ…」

ダイヤ「     」

ルビィ「…もう!!もう散々…!!!もう散々だっ…」

ルビィ「……お姉ちゃんを…お姉ちゃんを…!!」


ルビィ「お姉ちゃんを傷つけるな!!!!!!」

元明「…傷、付けるな…だと…?」

元明「…貴様ぁ、まさかそーんな出来損ないを庇う気で居る訳では あ る ま い なぁぁ…」

ルビィ「…お姉ちゃんは…出来損ないじゃない…!!」

元明「…出来損ないでは…無いィ」

元明「二つも下の妹の陰で気を失っているソレがァ 出来損ないでは~無いィィ」

元明「貴様の目玉にそう映るのならばぁ、貴様も些か救い様の無いィ…大 馬 鹿 者よぉ」

ルビィ「…」

ルビィ「……馬鹿は…アンタだ…!!!」

元明「……ほぉうぅぅ この私に口答えとォはァ…」

元明「ルゥゥビィ…貴様は私の血を色濃く引ーいーてーおーるぅ…」

元明「だが間違えた強さはぁ…破滅しか生まぬ事を肝に命じておく事だぁ…

232: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:47:12.74 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「……ルb…っ 私は!!!間違ってない!!!!!」

元明「…何ィィィ…?」

ルビィ「私は間違ってない!!!間違ってんのはテメェとこのクソ一家だ!!」

元明「何たる!!!何たる口の利き様かァァ貴様ァァ!!!!!!!!」

元明「ならばァァ貴様はどうする!!!!」

元明「この私に食わされる身で有りながら主人に噛み付く能しか持たぬ貴様はァ!!!!」

ルビィ「証明してやる!!!!」

元明「なにィ…?」

ルビィ「…私が証明してやる…!!お姉ちゃんの優しさが間違いで無かった事を…!!私がお姉ちゃんを想う気持ちが間違いでなかった事を…!!」

ルビィ「いつか私がこのクソ一家の頭になって証明してやる!!!!」

元明「……」

元明「…その証明とやらに付き合う義理など私には無いぃ…」

元明「何故なら私と貴様はぁぁ 対等で無いからだぁ…」

元明「私がモノを聞く筋合いもぉ…貴様にモノを言う権利も有りはぁしないぃ…」

元明「ソレと同様、貴様はぁぁぁ!!!!!!!!」

ルビィ「私とお姉ちゃんは同じじゃない!!」ヒュッ

ザクゥッ!!

元明「……」

ルビィ「…」パラパラ

ルビィ「私はもう、テメェに食わされる犬じゃない!!」バン!!

ルビィ「これに誓う!!」パサ

ルビィ「私は今から名ばかりじゃない!!!黒澤のモンとして生きてやる!!」

ルビィ「家は私が継ぐ…だから…!!!!」

ルビィ「お姉ちゃんにはもう!!!関わるな!!!!!!!」

233: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:49:50.08 ID:sTl0NqPZ


ダイヤ「…!」パチ

ダイヤ「…あら、お布団…」ポフ

ダイヤ「私、いつ寝たんだったかしら…」

ガラ

ルビィ「…起きたか」

ダイヤ「ルビィ 私、どうしたのでしょう」

ダイヤ「こんな時間にお布団に入ったりして… お父様に怒られてしまいますわっ…」

ルビィ「…覚えて、ないのか」

ダイヤ「?何をですの?」

ルビィ「…よかった…。」

ルビィ「悪い夢見てるみたいで…魘されてたから」

ダイヤ「…?どの様な夢だか覚えていませんわ」

ルビィ「思い出さなくて良い どうせクソみたいな夢だから」ギシ

ダイヤ「…ルビィ? どうしたの?」

ダイヤ「様子が変ですわ…?」

ルビィ「ダイヤ」

ダイヤ「へっ?」

ルビィ「…高校を卒業したら、家を出ろ」

ダイヤ「………??」

ルビィ「もう、私の事も家族と思うな」

ダイヤ「!?」

ダイヤ「る、ルビィ?何言ってるの…?それに、ダイヤって…」

234: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:50:20.41 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「私はもう、ダイヤの妹じゃない」

ルビィ「黒澤ルビィなんだ」

ダイヤ「…?????」

ダイヤ「…ルビィは、私の妹ですわ…?」

ダイヤ「それにわたくしも、黒澤…」ルビィ「そんな苗字捨てちまえ!!!!!」

ダイヤ「ひっ!?」ビクッ

ルビィ「この家は私が継ぐ…!だからもう、大きくなったらさっさと出てって…関わるな」

ルビィ「こんな所居ちゃダメだ。こんな家の奴と関わっちゃ…!!!」

ダイヤ「……」

ダイヤ「イヤ、です…。」

ルビィ「!!」

ダイヤ「そんなの、イヤ…ですわ…。」

ルビィ「ッ」

ルビィ「ふざけんなぁ!!!!」

235: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:51:15.00 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「今までどんな仕打ちされて来たかのか忘れちゃいねぇだろ!!!!!」

ルビィ「あんな酷い目に遭わされて!!!この家はクソっ垂れの巣窟なんだ!!!!」

ルビィ「だからこんな家であったことは忘れてお前は」ダイヤ「ルビィ…何を言ってるの…?」

ダイヤ「わたくし…嫌なことなんて何もありませんでしたわよ…?」

ルビィ「!?」

ダイヤ「あ、そうですわっ」

ダイヤ「ルビィ、洋服の事、お父様に叱られませんでしたの…っ?」アタフタ

ルビィ「そんな事はどうでもいい!!!!」

ルビィ「嫌な事なんて無かった!?何言ってんだテメェ!!!!!」ガバッ

ダイヤ「ひぅ!?」ドサ

ルビィ「馬鹿な強がりはやめろ!!!!!!!!私の言う事を聞け!!!!!!!!」

ルビィ「テメェ今まで散々ッ!!!!!」

ルビィ「無茶な事強いられて!!!!ひたすら罵倒されて!!!!否定されて!!!!!」

ルビィ「宝物まで壊されて!!!!!色んなモン目の前で踏みにじられて!!!!!!」

ルビィ「こんな家も!!!!こんな家を継ぐ私も!!!あんなクソ親父も!!!!!」

ルビィ「全部捨て行けっつってんだよ!!!!!!!!」

ダイヤ「っ…?…??…??」ビクビク

ダイヤ「…」

ダイヤ「無茶な事…?  宝物…? 踏みにじる…?」

ダイヤ「ルビィが何を、言っているのだか わたくし解りませんわ…っ」ビクビク


ルビィ「     」

236: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:52:11.12 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「…ま、まさか…」

ダイヤ「…怖いですわ ルビィ…っ」ビクビク

ダイヤ「わたくし、何かっ ルビィに嫌な事をしてしまったの…?」ビクビク

ダイヤ「それなら、教えてっ…」

ルビィ「………」

ルビィ(…お姉ちゃんは…強がって嘘を言える様な子じゃない…)

ルビィ「…ほ、本当に…」

ルビィ「覚えて…ない…の…?」

ダイヤ「…何…を…?」

ルビィ「…………」





全部繋がった気がした

お姉ちゃんの物覚えが悪い訳
お姉ちゃんが年齢より子供染みている訳
お姉ちゃんがいつも明るい訳

237: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:52:42.41 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「…っ」

ルビィ「…そう、だよなぁ…」ポロ

ポタ ポタ

ダイヤ「…?ルビィ…?涙が…」

ルビィ「…忘れなきゃ、やってられないよなぁ…こんな家じゃっ…!!!」ポロポロ

ダイヤ「…どう、したの…?」

ダイヤ「おなか、痛いの…?」アタフタ

…こんなになっても

お姉ちゃんは どこまでも純粋で どこまでも優しかった

どこまで どこまでこの家は あのクソ親父はお姉ちゃんを

ルビィ「苦しめればっ 気が済むんだよぉぉっ…!!!!!!」ポロポロ




238: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:53:39.95 ID:sTl0NqPZ



ダイヤ「…」ポロポロ

ダイヤ「…ルビィ、どうして…」ヒリヒリ

――――――――――――

ザ―――――――――

ルビィ「…」ポタポタ

ルビィ「…」スッ

ルビィ「…」プルプル

ルビィ「…これで、これでいいんだ」

ルビィ「もう、私はダイヤに関わっちゃいけない…」

ルビィ「ダイヤを、自由にしてやらなきゃいけない…」

ルビィ「あの馬鹿、私の事だけは何でも覚えてやがって…」ポロポロ

ルビィ「私が…私が居たら、絶対あいつは、私を心配して…家を離れられない…っ」ポロポロ

ルビィ「私は・・・恨まれなきゃいけない…!恨まれなきゃいけないんだからっ…!!!!!」


ルビィ「ごめんね…っ お姉…ちゃん…っっ…」




―――――…
―――…

239: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:55:34.36 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「…」スパ~

ルビィ「…」

ルビィ「…これで、良いんだよな…。」

コンコン

ルビィ「あぁ…?誰だよ」

「…わたくし…ですわ」

ルビィ「…っ」

ルビィ「何の用だよボンクラ!!!!」

ルビィ「話しかけんなっつってんだろうが!!!!!」ブンッ

ドカンッ

「ひっ」

ルビィ「私の部屋に近寄んじゃねぇよ!!!!」

「ご、ごめんなさいっ……」

「でも、でもっ」

「お父様の間から、大きな声が聞こえたからっ」

「ルビィがっ 心配でっ…!」

ルビィ「~~ッ!!!」

240: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:56:19.65 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「何でっ 何でだよっ…」グググ

ルビィ「何でこんな奴の事っ 心配すんだよっ…!!!」

「…だって…!」

「ル!ルビィのっ!お姉ちゃんだものっ…!」

ルビィ「――――っ!…」

ルビィ「テメェを姉だと思った事なんて一度も――――」

《姉の命を買った貴様がぁ!!!!宝を持たぬ貴様がぁ!!!!》


《一年名を捨てよる貴様がぁ!!!!!》


ルビィ「!!!」

241: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:57:24.81 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「ぐっ…ッッ…!!!!」

ルビィ(…今、私は…)

ルビィ(黒澤ルビィじゃ…無ぇんだ……!)

ルビィ(黒澤の人間じゃくなったんだ…)

ルビィ(な、なら…っ)

「…ルビィっ? どう、したの…っ?」

「おなか、痛いの…?」

ルビィ「っ!!」

ルビィ「…ッ」バッ

ルビィ(…ダメだっ)

ルビィ(お姉ちゃんが私の事だけは覚えてると知りながらっ…)

ルビィ(私は何年もお姉ちゃんを傷付けたんだっ…!!!)

ルビィ(今更合わせる顔なんてある訳無ェっ!!!!)

ルビィ(私は恨まれなきゃいけねぇ!!憎まれなきゃいけねぇ!!)

ルビィ(私のせいでお姉ちゃんが後ろ髪引かれる事は有っちゃいけねぇんだぁっ・・・!!!!!)

ルビィ「~~ッッッ」グググググ

ルビィ「い、いい…から どっか…行けぇ…っ!!」

ナデ

ルビィ「!?!?」ビクッ

ダイヤ「…」

242: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 04:58:26.89 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「……!!?」バッ!

ダイヤ「大丈夫…?」

ルビィ「……なっ!!何入って来てッ……!!」

ダイヤ「…」

ルビィ「………」

ルビィ「…何…で…」

ダイヤ「…ルビィ」ギュ

ルビィ「!!!!」

ダイヤ「…ごめんね…。」

ルビィ「     」

243: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 05:00:31.88 ID:sTl0NqPZ
ルビィ「…な…んで…」

ダイヤ「…わたくしは…物もすぐ忘れちゃうし、頭も悪いから…色々な事がよく、解らない…」

ダイヤ「でも、ルビィの事は、解る…っ」

ダイヤ「ルビィが、わたくしの為にっ 苦しんでいる事くらいっ 解る…っ」

ルビィ「!!!!」

ダイヤ「ごめんね…っ ごめんね ルビィ…っ」

ルビィ「…――――ッ…っ」ウル

ルビィ「………ッ ぅっ… うぅっ…」ポロ

ルビィ(…何してんだ私は 早く突き飛ばせ)

ルビィ(突き飛ばして…何か、何か…何か酷いことを言って…!)

ルビィ「………お姉…ちゃん」

ダイヤ「!!」

ルビィ「…ごめん…ね」ポロポロ

ダイヤ「…!」

ルビィ「ひどい…事…いっぱい言って…っ お姉ちゃんを…いっぱい…傷付けたっ…」

ルビィ「ごめんなさい…っ ごめんなさいっ…っっ」ポロポロ

ダイヤ「…ううんっ…!いいの…っ」ギュゥ


ダイヤ「お帰りなさい、ルビィ…っ」ポロポロ

244: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 05:01:02.59 ID:sTl0NqPZ
つづくかも

245: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/20(火) 05:04:51.17 ID:wTb5MkGf
黒澤家かと思ったらブリタニア一族だった

246: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/20(火) 05:05:06.27 ID:UCqorzq7
続いて…お願いします……
ルビィちゃんとダイヤちゃんの姉妹愛最高です……

247: 名無しで叶える物語(みかん) 2018/02/20(火) 05:22:52.01 ID:j7wAc+OC
こっからあの果南、鞠莉、善子が結びつくのが想像つかないな

249: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/20(火) 08:21:22.27 ID:oKY5FlnJ
もはや千歌ルビ別キャラだけど好き

250: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/20(火) 08:34:10.16 ID:PD+PAg5m
黒澤家の闇が深すぎる…
しかし根はやっぱり良い子なんだなぁ

251: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/20(火) 08:37:58.61 ID:sTl0NqPZ
そろそろここまで感あるな
保守とレスありがとね

253: 名無しで叶える物語(SB-iPhone) 2018/02/20(火) 08:58:37.13 ID:YQD8CS+Q
>>251
まだ後5人残ってるんだが?

262: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2018/02/20(火) 10:16:12.67 ID:ijp2qSGJ
>>251
話も逆属性も面白いんだけど、もっとシンプルな話にすれば良かったかもね
黒澤家でやり過ぎちゃって今後の展開が苦しくない?

287: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/21(水) 09:37:25.39 ID:crR0mahZ
>>262
もっとこんがらがってる子が出てくるかもしれないけどアニメとかでも全員集まるのに時間かかってたしまぁいっかと考えてるノーネ

268: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/20(火) 16:12:41.14 ID:iUZuo4Gf
>>251
止まるんじゃねぇぞ…

252: 名無しで叶える物語(SB-iPhone) 2018/02/20(火) 08:41:24.46 ID:u+JaQuJ0
ルビィがカッコよすぎる

254: 名無しで叶える物語(みかん) 2018/02/20(火) 09:04:48.26 ID:j7wAc+OC
えぇせめてこのルビまるコンビ好きだから花丸加入までは書いてよ

255: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2018/02/20(火) 09:15:43.88 ID:Z4jeGzz0
善子とかごく平和に加入しそう
それはそうと絶対書ききってくれよな

256: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2018/02/20(火) 09:22:14.67 ID:ISVD01G2
正直梨子はあの見た目ならどんな性格でも許される感はある

257: 名無しで叶える物語(みかん) 2018/02/20(火) 09:28:37.15 ID:j7wAc+OC
この梨子はG′s梨子の超絶奥手が真逆になってウザイくらい積極的になってる?って感じか

アニメ梨子は逆にしてもあんま変わらなさそうだしな

259: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/20(火) 09:34:24.93 ID:VVKl8bxd
このssの唯一のオアシス梨子ちゃん
梨子ちゃんいなきゃ辛すぎて見てらんないわw

260: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/20(火) 09:42:21.69 ID:DFYPV1Jt
つーかもう果南はすでに公式が
アニメ果南⇔G′s果南な気がするな

264: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2018/02/20(火) 10:59:34.13 ID:DqobIXVi
面白いから好きに書いてくれたらいいよ

265: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/20(火) 12:33:08.41 ID:F2mAg3uD
めちゃくちゃ面白いから続けて

266: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/02/20(火) 13:34:52.25 ID:0DSvbknl
姉妹愛は良いものだ
けどこのダイヤちゃん、スクールアイドルやるのも無理なんじゃ
大逆転待ってるー

267: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/20(火) 13:41:06.99 ID:IlcB0GJU
やりすぎた感は確かにあって先の展開の足枷になりそうだけど書け

269: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/20(火) 16:24:08.63 ID:W5SpIEr2
黒澤母は亡くなってるのか?

270: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/20(火) 16:38:03.77 ID:9g9B6GoL
スクールアイドルやってる場合じゃないレベル

271: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/20(火) 16:46:30.49 ID:uxopgkKe
梨子の狂言回しっぷり

272: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/20(火) 16:47:49.62 ID:uxopgkKe
小さい頃から知らない子と仲良くなるには…変身!

274: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/20(火) 16:52:22.34 ID:RoPw57YC
>>272
ようちかの変わりっぷりからして、強ち間違いでは無い

277: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/20(火) 17:32:54.46 ID:rtq1FiKy
ダイヤのすぐ忘れるってのは健忘症ってこと?

278: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2018/02/20(火) 17:57:56.28 ID:Z4jeGzz0
痛みを忘れることで精神を保とうとする無意識の自己防衛でしょうね

286: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/21(水) 09:36:02.50 ID:crR0mahZ
>>278
そういうことなノーネ

285: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/21(水) 09:32:58.31 ID:crR0mahZ
ありがとなノーネ
今晩投下出来るかもしれないノーネ

289: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/21(水) 09:44:00.63 ID:crR0mahZ
いやキャラ変わり過ぎててもうって話でそれでもいいならって感じ

291: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2018/02/21(水) 09:53:03.67 ID:WCnA8YB+
続き来るのかありがたい
面白いので待ってるよー

292: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/21(水) 12:26:23.33 ID:7Ak8yPDB
やる気あるねえ
期待

301: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:44:15.07 ID:eDXr0EMF
―翌朝・通学路―

チュンチュン

ダイヤ「…」テクテク

ルビィ「…」テクテク

ダイヤ「…こうして一緒に登校するの、久し振りですわね」

ルビィ「…うん」

ルビィ「お姉ちゃん、眠くない?」

ダイヤ「すこし眠いです でも大丈夫。」

ダイヤ「ルビィは今までずっと、わたくしが寝ている間も働いてくれていたのですものね」

ルビィ「…気にしないで」

ダイヤ「それに、嬉しいのです」

ダイヤ「ルビィとお喋りして夜更かしなんて…初めてですから」ニコ

ルビィ「…そうだね」

ルビィ「これから、いっぱい話そうね」

ルビィ「今までの分まで。」

ダイヤ「はい♪ですわ♪」

ルビィ「ふわぁ~ぁ。ルビィも眠いや」クシクシ

ダイヤ「今日はどうしますの?」

ルビィ「今日のところはいつも通り屋上で寝てるよ」

ルビィ「明日からは授業、出来るだけ出るけどね」

ダイヤ「そう 無理しないでね」

ルビィ「ありがと。」

302: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:44:44.70 ID:eDXr0EMF
ダイヤ「…」テクテク

ダイヤ(昨晩は本当に、色々な事をお聞きしましたわ)

ダイヤ(ルビィの想い、ルビィの苦悩、ルビィのお仕事の話)

ダイヤ(…私が不甲斐ないばかりに、全てをルビィに背負わせてしまった)

ダイヤ「ルビィ」

ルビィ「なに?」

ダイヤ「ルビィはわたくしの、自慢の妹ですわ♪」

ルビィ「…どしたのいきなり…」

ルビィ「…お姉ちゃんだってルビィの自慢だよ」

ルビィ「ルビィは、お姉ちゃんが居たからこのウチで頑張れるんだから」

ダイヤ「…ルビィ」ス

ルビィ「ん?」

チュ

ルビィ「なっ///」

ダイヤ「…お疲れさまのキス、ですわ♪」

ルビィ「ちょっ…いきなりやめてよっ ビックリした!」

ダイヤ「ふふっ ごめんなさい♪」

ルビィ「もー…///」

ダイヤ「…」

ダイヤ(…ルビィは、わたくしの自慢の妹)

ダイヤ(強くて優しい わたくしの憧れ)

ダイヤ(ですから、わたくしも、これからは……)


303: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:45:16.85 ID:eDXr0EMF
―校庭―

ルビィ「あ、やってるやってる」

ダイヤ「あの指揮されている方が千歌さん?」

ルビィ「ううん。それは梨子さんで、大の字で倒れてゲロ吐いてるのが曜さん。千歌さんは隣に居るオレンジの髪の人だよ」

千歌「はぁ…はぁ…」

梨子「良いわよ二人ともー!気合い充分と言った感じね!」

曜「ね、ね゛ぇ梨子ぢゃん…こんな、毎日毎日走り込みしてっ…」

曜「スクールアイドルやるのに、必要なのコレっ…」

梨子「モチのロンロンロンウィーズニーよ!」

千歌「ウィーズリー」

梨子「一緒に観たでしょう?あの忌まわしき…じゃなかった偉大な音ノ木のスクールアイドル達を!」

梨子「あのヘラヘラ…じゃなかった笑顔で歌い踊るには想像以上の体力と肺活量を要するの!」

梨子「一キロ笑顔で走り抜けるくらいでやっとパフォーマンスが成り立つと言った感じね♪」

曜「どひゃぁ~!!」

千歌「ちょろちょろ闇が漏れてる…」

ルビィ「よう 千歌さん、梨子さん 曜さん」

梨子「!!」

曜「げっ…て、“曜さん”…?」

千歌「ルビィちゃん お早う。ダイヤさんもお早う御座います。」

ダイヤ「初めまして。 ルビィの姉の黒澤ダイヤと申します」

曜「知ってる」

304: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:45:42.81 ID:eDXr0EMF
梨子「存じていますわ生徒会長!」

梨子「それよりどうしたの!?ルビィちゃん!」

梨子「もう私のこと姉貴と呼んでくれないの!?」

ルビィ「私にはもう、姉が居ますから」

梨子「なんっ…!?」

梨子「わ、分からないわそれは元からじゃ…」

千歌「色々有ったんだよ多分。」

千歌「で…ルビィちゃん」

千歌「どうだった?」

ルビィ「…ああ。問題ない」

ダイヤ「これからルビィがスクールアイドル部でお世話になる様で…宜しくお願い致しますわ」ペコリ

曜「でえええええ!?マジ!?やるの!?」

ルビィ「…宜しく頼む」

千歌「…そっか」

梨子「こちらこそ♪お姉さん♪」

梨子「いやぁ~ルビィちゃんがどうしてもやりたいって言うものですから!!」

ルビィ「よく言う…」

305: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:46:05.13 ID:eDXr0EMF
ダイヤ「ふふっ ルビィちゃん、ですか。」

ダイヤ「あら、そうそう…」

ダイヤ「部の申請をまだ受けていなかったと思うのですが、またわたくしの勘違いでしょうか…?」

梨子「いえ!まだ設立の定員に足りていなかったのでくすぶって居たの!」

梨子「確か部員が5人居ればいいのよね♪」

ダイヤ「そうですわ」

梨子「なら今ここに口頭で申請するわ!受理して下さい!」

千歌「…?」

曜「梨子ちゃん大丈夫?」

曜「梨子ちゃんでしょ、千歌ちゃんでしょ、そんで私、それと…」

ルビィ「ルビィでいい」

曜「ルビィ…さん」

ルビィ「呼び捨てでいい」

曜「…ルビィちゃん!!の4人しか居ないじゃん」

梨子「曜ちゃんこそ大丈夫?お姉さん心配になっちゃうわ♪」

曜「は?」イラ

梨子「5人共ここに居るじゃない」

梨子「ねぇダイヤさん?」

ダイヤ「………へ?」

306: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:46:33.09 ID:eDXr0EMF
ルビィ「お、お姉ちゃん!?」

曜「あそっか。会長美人だし」ポン

千歌「納得するんだ…。」

ダイヤ「わ、わたくし!?わたくしが、み、皆さんと…」

梨子「スクールアイドりましょう!ダイヤさん!」

梨子「ルビィちゃんがやるって言ってるんだから!ダイヤさんもやりましょうよ!」

梨子「そんな美人なのにステージに立たないなんて宝の持ち腐れですよ!?ダイヤだけにっ!!なんちゃって♪」

曜「うっざぁ!」

ルビィ「…だって。どうする?」

ダイヤ「…ご、ごめんなさい。そんな、急に…」

千歌「この人はいつも急で強引なんです…。私が代わりに謝ります…すみません…。」

ダイヤ「あ、い、いえ…千歌さんにはルビィがお世話になっていた様で…」ペコリ

千歌「いや逆です…差し入れ貰っちゃったりして…」ペコリ

曜「なんだこれ…」

曜「にしても梨子ちゃん、流石にいきなり過ぎない?」

梨子「人生を変えるものは何だって唐突なのよ♪交通事故なんかもそうでしょ♪」

曜「例えが不吉!!」

307: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:46:56.82 ID:eDXr0EMF
梨子「なんならルビィちゃんみたいに少し考えて決めてもらっても構わないわ!」

千歌「それが良いと思う…」

千歌「でも、ルビィちゃんと仲直り出来たみたいだし…」

千歌「同じ部活で一緒の時間を過ごしてみるのも良いかも」

ダイヤ「!!」

ダイヤ「一緒の、時間……」

ルビィ「…」

ルビィ(千歌さんは相変わらず鋭い…)

ルビィ(この人は私が仕事してるくらいしか知らなかった筈なのに…どこまで勘付いたんだろう)

ルビィ「…確かに、悪い話じゃない」

ルビィ「私からしてもそれは…嬉しい」

千歌(なんかルビィちゃん可愛い…)

ダイヤ「ルビィ…」

ダイヤ「…分かりました」

曜「マジ?」

308: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:48:11.22 ID:eDXr0EMF
ダイヤ「生徒会の仕事も殆ど花丸さんがやってくれていましたし…時間には余裕が有ります…」

ダイヤ「わたくしもルビィと一緒に部活動…やりたいです」

ルビィ「お姉ちゃん…//」

梨子「いえ―――――」ダイヤ「ですが花丸さんに相談してから、決めさせて頂きます」

梨子「い…まぁそれが良さそうね!」

千歌「花丸って、よくルビィちゃんと居る…」

ルビィ「腐れ縁です 生徒会で滞納してた仕事をアイツが片付けてるみたいで」

ダイヤ「はい…。花丸さんのご好意で…。わたくしが不甲斐ないばかりに…」

梨子「そう なら私が部員代表として一緒に行くわ!」

千歌「部員…?部長でしょ…?」

梨子「それは貴女よ千歌ちゃん!!」

千歌「え…?」

曜「そうだったの?」

ルビィ「何故誰も知らないんだ…」

梨子「運動しか取り柄のない私なんかより千歌ちゃんの方がリーダーっぽいもの!」

千歌「ぽいって…困るよそんな」

千歌「発起人だし明るいし、梨子ちゃんの方がよっぽどリーダーだよ」

309: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:48:53.54 ID:eDXr0EMF
梨子「大丈夫大丈夫!政界なんかでも代表を隠れ蓑に裏の人間があれこれ企んでるものよ♪」

曜「だから例えが不吉なんだって!!」

ルビィ「まぁ一理有る」

曜「ルビィちゃんが言うと何かリアルで怖い!!」

ルビィ「だが梨子さんの手は患わせない 私が一緒に行く」

梨子「そう?なら安心ね♪」

曜「そうかな…会長一人の方が平和でいいんじゃ…」

ルビィ「私が行く所行く所血が流れる訳じゃないんだぞ…」

曜「え、違うの?」

ルビィ「…」イラ

310: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:49:22.61 ID:eDXr0EMF
ダイヤ「…ふふっ」

ダイヤ(ルビィ、何だか楽しそうですわ♪)

キーンコーンカーンコーン

梨子「あら、盛り上がっちゃったわね!もうこんな時間!」

梨子「それじゃぁダイヤさんとルビィちゃん!花丸ちゃんと話がつき次第、家庭科室に集合ね♪」

ルビィ「家庭科室?何故だ?」

梨子「歓迎会よ♪準備はもう済んでるから♪」

ルビィ「そう言えば…昨日言っていた気がする」

千歌「…昨日の放課後…結構頑張ったから…来てくれると嬉しい」

千歌「ダイヤさんも」

ダイヤ「…分かりましたわ」

ダイヤ「ルビィの為に有難う御座います…っ」ペコリ

曜「なんかいちいち重い!!!」


311: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:50:13.16 ID:eDXr0EMF
~一年生教室~

善子「…」

「ヨハネ様、今朝も美しい…」

「感慨に耽っていらっしゃるわ…」

「横顔もステキ…」

女子「お早うございます!」

女子「あ、あの、ヨハネ様っ」

善子「…ふぁ な、何かしら?」

善子(目開けながら寝てたわ…)

女子「今日のミサも…頑張って下さいっ」

女子「これ、その…よかったら召し上がって下さいっ」スッ

善子「? これは?」

女子「ヨハネ様が蜜柑がお好きだと聞いて、ゼリー、作ってみたんですけど…」

善子「!蜜柑ゼリー?」

善子「有難う!頂くわ♪」パァァ

女子(天…使…っ)

「ヨハネ様に、直接…」

「…あの子、新参よ」

「…」

312: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:50:39.62 ID:eDXr0EMF
女子A「ねぇねぇ、女子ちゃん、ちょっと良い?」ニコニコ

女子「?どうしたの?」

女子A「お話が有るの。来て」クル

女子B「ヨハネ様、ご機嫌よう♪」ニコニコ

女子C「ご機嫌よう♪」ニコニコ

ゾロゾロ…

女子「?」テクテク

善子(蜜柑♪蜜柑♪)

313: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:51:14.43 ID:eDXr0EMF
―学院隅・女子トイレ―

女子「お…お話って何?」

女子A「…悪いことは言わないから」


女子A「貴女もヨハネ会に入りなさい」

女子「…は?」

女子B「貴女はもう逃げられない」

女子C「私達とヨハネ様を奉るの」

女子「ど、どう言う事…?」

女子A「貴女さっき、なぜヨハネ様とお話しを?」

女子「この前…もう少しで事故に遭いそうだった所を助けてもらって、そのお礼に…」

女子D「助けてもらったってどうやって?」

314: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:52:10.93 ID:eDXr0EMF
女子「それがね!凄いの!」

女子「横断歩道を渡ってたら前を歩いてたヨハネ様の髪に差してる白い羽がこっちに飛んできてね!」

女子「それが風で私の顔にこうファサササーってなって!もう私あわわわーって立ち止まったの!」

女子「そしたらね!私の目の前とヨハネ様の間を!信号無視した車が猛スピードで駆け抜けて行ったの!」

「「「……」」」

女子「ヨハネ様の羽が顔に飛んでこなかったら私死んでたんだよ!?凄くない!?」

女子「ヨハネ様ってさー?すっごく運が良いみたいで、皆に幸運の天使とか言われてるけど私よく分かんなくって」

女子「でもいざ自分の命が救われたらさ!もう本当に天使様みたいに見えちゃって」アハハ

女子A「ヨハネ様は天使様なんかじゃないわ」

女子「…?」

女子A「分からない ?あの人の運は“他人に影響する”のよ?」

女子B「無自覚の状態で人一人の命を救うだけの力を持ってる」

女子D「そんなヨハネ様がもし、その逆を望んでいたら、もしあの人にとっての幸せが、貴女の死だったら」

女子A「貴女は死んでいたのよ」

女子「…な、…あはは」

女子「皆何言ってるの、大げさだなぁ…」

女子「そんな事有るわけないじゃん!バカじゃないの!?」

女子「善子ちゃんが可哀想だよ!!」

「「「…」」」

315: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:52:58.62 ID:eDXr0EMF
女子A「…ヨハネ様に恩恵を受けた者で構成される我等ヨハネ会」

女子A「その拡大に伴い私たち幹部はヨハネ様の事を詳しく知りたいと思い調べたの。」

女子A「最初は幸運や運の強さでは片付けられない、何か超常的な力がヨハネ様の周りで作用しているのではないか、から始まり」

女子A「今までの幸運や、考えられない偶然など」

女子A「そんな類の事を、ヨハネ様御本人に伺ったの」

女子A「そうしたらね」

女子A「14人死んでるの」

女子「…え?」

女子A「嫌味な小学校の担任教師から始まり」

女子A「ヨハネ様を苛めた男の子」

女子A「ヨハネ様とケンカをした女の子」

女子A「ヨハネ様が嫌っていたご近所のおばさん」

女子A「それ以外にも、ちょっとしたトラブルでヨハネ様に恨まれた人達」

女子A「そしてなにより」

女子A「ヨハネ様のお母様」

女子「…っ!?」

316: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:53:34.75 ID:eDXr0EMF
女子B「ヨハネ様の運の強さは生まれながらみたいでね」

女子B「ヨハネ様が成長し、自我が芽生えられるにつれて 感情がはっきりするにつれて」

女子B「ヨハネ様の周り、それもヨハネ様が嫌った人ばかり死に始める様子に、ヨハネ様のお母さんは恐れたみたいで」

女子B「ヨハネ様を、捨てたらしいの。」

女子C「それをヨハネ様が自覚した時、お母様は亡くなったみたい」

女子C「子供の頃ってカッとなるとあの子死んじゃえ!とかあの人死ねばいいのに!って考えたりしたでしょ?」

女子C「それをヨハネ様は、現実にするの…」

女子C「だから、一度でもヨハネ様に関わりを持った以上、恩恵を受けた以上、絶対に恨まれては駄目」

女子C「離れようものなら、ヨハネ様を傷付け  恨まれようものなら、私達には命に関わる不幸が待ってる」

女子C「だから、貴女もヨハネ会に入り、共にヨハネ様を崇めなさい」

女子C「ヨハネ会は今や何も知らずヨハネ様に近付き、甘い蜜を吸おうとした私たちの言わば」

女子C「贖罪の会よ」

317: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:54:03.42 ID:eDXr0EMF
女子「ちょ、ちょっと待ってよ!」

女子「でも、善子ちゃん優しいじゃん!」

女子「あの時も私の心配してくれたし…暖かい人だよ?」

女子「そりゃぁ百歩譲って本当に運が強すぎてさぁ?」

女子「小さい頃の善子ちゃんが恨んだ相手がその…酷い目に遭ったってさ」

女子「そんなにビクビクする事無くない?」

女子「もう大人なんだしさ、よっぽどじゃなきゃ人を恨んだりしなさそうだよ?善子ちゃん」

女子A「話を聞いてた?」

女子A「ヨハネ様は、運が良かった話に人の死を挙げたのよ」

女子「…!」

女子A「御自身のお母様の死に対して、運が良かったって笑って話す方なのよ」

女子A「確かにヨハネ様はよく知りもしない私達の事を心配して下さった 優しくして下さった」

女子A「でもそれは、私達がヨハネ様を崇拝していたから」

女子A「私達はヨハネ様に愛されていた だからヨハネ様はどこまでも優しかった 幸運さえ与えてくれた」

女子A「慈悲深い反面、少しでも恨んだり、嫌ったりした相手に対しては」

女子A「自分の運で殺して、その死を笑い話にする方なのよ ヨハネ様は」

女子「…そんな……」

318: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:54:38.96 ID:eDXr0EMF
女子「…な、何でよ」

女子「何で教えてくれなかったの!?」

女子「そんなヤバい人だって知ってたら!私話し掛けたりしなかったのに!!」

女子「あんた達そんな事知ってて!!そんな人の会まで作って何がしたいの!?」

女子A「引きずり込みたいの」

女子「…へ…?」

女子B「あの方に魅入られてしまった以上私達は、一人でも多くの道連れが欲しい」

女子B「私達は 怖くて怖くて堪らない 恐怖で頭が変になりそうなの」

女子B「あの方は、天使なんかじゃなかった」


女子B「本物の 悪魔よ」


女子「…」ドサ


女子A「あなたも今日から死ぬまで、晴れてヨハネ会の一員」

女子A「歓迎するわ」



女子「い、いっ…っ」

319: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:55:12.32 ID:eDXr0EMF
―屋上―

ガチャッ!

花丸「ふんばルビィ!!居る!?」ダッ

ルビィ「!」ビクッ

ルビィ「な、何だようるせぇな!!驚かせんな!」

花丸「どうだった!?」

花丸「昨日、話したんでしょ!?家の人と!」

ルビィ「…ああ。」

ルビィ「お前には…世話掛けたな」

ルビィ「全部知ってて、お姉ちゃんに悟られない様にしてくれて…感謝してる」

花丸「お…お」

花丸「お姉…ちゃん…?」

ルビィ「もう、演技する必要も無くなった」

ルビィ「…失敗だ」

花丸「…?」

花丸「ど、どういう事?」

ルビィ「…一年の猶予を貰ったんだ。スクールアイドルをやる為に」

花丸「!!まじ!?」バッ

320: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:55:38.40 ID:eDXr0EMF
ルビィ「ああ。一年間、私は黒澤の人間じゃなくなる。仕事もしなくて良い」

花丸「…手見せて」

ルビィ「エンコ詰めちゃいねーよ!!おっかねー奴だなオメー!!」

花丸「だ、だってアンタん家じゃそんくらいの事しない限りそんな…」

ルビィ「…高校は一年で辞める事になるだろうな」

花丸「え…」

ルビィ「それからこの先の人生は、全て家の為に使うと約束した」

ルビィ「…私の人生は、この一年で終わる」

花丸「…そ、そん…な」

ルビィ「いいんだ 私が望んだ事だ」

ルビィ「お姉ちゃんにも包み隠さず全部話しちまった」

花丸「……」

ルビィ「苦労掛けたな」

花丸「…苦労してたのはアンタでしょうが…」

花丸「私はアンタ利用してダイヤちゃんに惚れられる事しか考えてなかったから」

ルビィ「本当おっかねーなオメー…まぁお前のお陰で私は気がおかしくならずに済んだがよ…」

ルビィ「それで、お姉ちゃんも交えて話をしたいんだ。 お前と」

花丸「…な、何 怖いんだけど」

321: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:56:47.69 ID:eDXr0EMF
ルビィ「家絡みの事じゃねーよ」

ルビィ「スクールアイドルやるに当たってな。お姉ちゃんからお前に話が有る」

花丸「……?何でダイヤちゃん…あ!」

花丸「もしかしてダイヤちゃんもやるとか!?」

ルビィ「詳しくは放課後三人でだ」

花丸「えぇ!?ヤなんだけど!!“ダイヤちゃんと生徒会室で二人できり…何も起きない筈もなく…”が出来なくなるんだけど!!」

ルビィ「テメェお姉ちゃんに変な事してねーだろなぁ!!?」

花丸「やだやだやだやだやだ!!やだやだやだやだやだー!!!」ジタバタ

ルビィ「うるせぇ!!ダダこねんな!!!」



「いや――――――――!!!!!!」

322: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:57:41.79 ID:eDXr0EMF
ルビィ「!!」ビクッ

ルビィ「な、何だ?下がうるせぇな 便所か?」

花丸「ヨハネ会の粛正じゃない?」

ルビィ「…ヨハ、あ?」

花丸「アンタはグースカ寝てるから知らないだろうけど、偶にあいつ等人連れ込んでなんかやってんの。」

花丸「ヨハネ様に失礼こいた者に死をーみたいなやつじゃない?」

ルビィ「?何なんだその何たら会ってのは」

花丸「この学院で知らないのなんてアンタくらいだよ…教師だって入ってるみたいだし」

花丸「ヨハネ会ね。善子の信者。」

ルビィ「善子って…ウチの組の津島善子か?」

花丸「うん。何か今ヨハネとか呼ばれて崇拝されてるみたい」

花丸「関わらない方がいいよ あいつ等頭おかしいし」

ルビィ「…でもさっきの悲鳴、気にな」バッ

ガシッ

ルビィ「あ?」

花丸「マジで関わんない方が良い…!」

323: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:58:32.61 ID:eDXr0EMF
ルビィ「…!?」

花丸「私、なんたら教とか~の教えとか行いとか、地獄とか天国とかそういうの大っ嫌いで全く信じないけど…」

花丸「あいつ等からは…嫌な感じがする…!」

ルビィ「…寺の娘だろうがオメーは…。」

ルビィ「…でもま、お前がそういうなら首突っ込まねーでおくか。」

花丸「…ほっ。」

ガチャ

ルビィ「…?」

花丸「…!?」

ゾロゾロ

女子A「…なんか声が聞こえると思ったら」

女子B「非ヨハネ会の不良二人じゃない こんな所でサボってたの」

女子C「ヨハネ様クラスの風上にも置けない馬鹿二人」

花丸「…よ、ヨハネ会…」

ルビィ「…ったくオメーがバカでかい声でダダ捏ねるからだ」

花丸「…」

ルビィ「それより…なんだテメェ等」スク

ルビィ「開口一番煽ってくれるじゃねぇか」

ルビィ(…この人数…クソ丸以外のクラス全員がヨハネ会とか言う奴等なのか…?)

324: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:59:25.99 ID:eDXr0EMF
花丸「…あたし等がここに居たら何 何かまずい?」

女子A「ヨハネ様のお顔に泥を塗るようなマネは止めて」

女子B「貴女達のせいでヨハネ様クラスの評判が下がってるの」

女子C「死にたくなければヨハネ様を敬いなさい」

ルビィ「………はぁ…?」

ルビィ「何言ってんだお前ら」

花丸「ちょっとルビィ…」クイ

ルビィ「それより下の便所でなんかすげー声が聞こえたぞ」

ルビィ「お前ら何してんだ」

女子A「言葉を慎みなさい」

女子B「授業が始まるわ 受けなさい」

女子C「言う事を聞きなさい いえ、聞かせるわ」

「「ヨハネ様の名の元に!!」」

ルビィ「………何なんだ、としか言葉が出ない」

花丸「…流石のアンタでも頭に血が上る以前の問題みたいね」

花丸「大人しく行こ」

ルビィ「…黒澤の力が使えない以上、喧嘩する訳にもいかないからな…」


325: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 10:59:56.25 ID:eDXr0EMF


ゾロゾロ

ルビィ「いつからウチの組はこんなんなってたんだっ 知らねーぞっ」ヒソヒソ

花丸「言えないよっ ただでさえアンタ大変だったのにこんなめんどい事…」ヒソヒソ

花丸「いつから…そうだな」ヒソヒソ

花丸「私がサボり始めた頃くらいかな」ヒソヒソ

ルビィ「お前がサボり始めた時期なんか知るかっ 入学してからずっとじゃねぇかっ」ヒソヒソ

花丸「入学してすぐからヨハネ会はあったかも…」ヒソヒソ

ルビィ「何ぃっ どういう事だっ」ヒソヒソ

花丸「元々は善子ってキラキラしてるから人気だっただけで、ファンクラブみたいな感じだったのっ」ヒソヒソ

花丸「それであの子めっちゃ運が良いじゃん?」ヒソヒソ

ルビィ「知らんっ」ヒソヒソ

花丸「良いのっ」ヒソヒソ

花丸「幼稚園の頃からなんだけど…高校で久々に会ったらなんか色々レベルが上がってて…」ヒソヒソ

ルビィ「…才能、なのか この有り様は」ヒソヒソ

花丸「多分ね…」ヒソヒソ


326: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 11:01:02.49 ID:eDXr0EMF


一年生教室前

女子A「入りなさい」

ルビィ「…?あぁもう教室か」

女子B「くれぐれもヨハネ様に無礼な真似しないで」

女子C「私たちの身も危ない その時は粛清が待ってる」

ルビィ「やれるもんならやってみろ」

花丸「こ、こらっふんばルビィっ」ヒソ

女子A「…その態度は何?」

ルビィ「あぁ? 何だよ」

女子A「…変更。」

女子A「これをヨハネ様と同じ空間に入れるのは許されない」

女子B「同感」

女子A「これよりすぐさま粛正」

花丸「ええええええ!?」

花丸「な、ちょ、ちょっと!!私なんも言ってないから!!」

花丸「こいつだけだよね!?ね!?」

ルビィ「何ぃ!?お、お前!!」

花丸「うっさいうっさい!!やるならコイツだけにして!!私の分までコイツに!!」

ルビィ「きたねーぞオメェ!!!」

327: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 11:01:49.29 ID:eDXr0EMF
女子A「国木田花丸 貴女も同罪」

女子A「今までの怠惰を悔い改めてもらう」

花丸「はぁぁぁぁぁ!?」

花丸「私がサボってたのはアンタ等のせいでしょうが!!!」

花丸「こんな空間長いこと居られるかってー……言うのは冗談で」

ルビィ「もう駄目だなお前も」

女子A「…この馬鹿二匹、粛正の場に連れてって」

「「「はい!!」」」

ルビィ「ただの小汚ぇ便所だろうが」ズルズル

花丸「ぎゃぁぁぁぁ殺されるぅぅぅぅ!!!」ズルズル

ガラッ


善子「な、何!?何事!?」バッ


「「「!!!!」」」ビクゥッ!

328: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 11:02:34.75 ID:eDXr0EMF
女子A「…あ、あ、ヨハネ様…これは…っ」

花丸「よ、善子!!!」

善子「花丸ちゃん!?」タタタ

善子「ど、どうしたの!?ど、どういう状況なのこれ!?」

ルビィ「こいつ等が今から私等の事リンチするってよ」

善子「!?」

花丸「お願い助けて!!」

善子「…な、何で…?どう言う事…?」

善子「貴女達は一体何を…」

善子「やってるの?」

女子A「もっ」

「「「申し訳御座いません!!!」」」バッ

花丸「…?」

「「「…………」」」ブルブル

ルビィ(…様子がおかしい…)

ルビィ(崇拝している奴らは…善子を慕ってる訳では無いのか…?)

善子「花丸ちゃん、怪我は無いっ?」

花丸「?…あ、うん。まだ…。」

女子A「!?」

329: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 11:03:06.22 ID:eDXr0EMF
女子A「なっ…あ、貴女!ヨハネ様とどういう関係なの!?」

善子「花丸ちゃんは、私の幼馴染よ…」

「「!?!?」」

ルビィ「初耳だぞ…離せ」バシッ

女子A「…そ、そんな…」

女子B「ヨハネ様と国木田花丸が…幼馴染…?」

女子C「話している所なんて見たこと…」

花丸「…あ、あはは…」

善子「…」

善子「幼馴染って言っても…大っ嫌いだけどね」

ルビィ「何したんだよオメェ」

花丸「ち、小さい頃の事だよ…」

花丸「あ、あのねっ!」

花丸「高校で一緒になって…ず、ずっと謝りたかったの!」

330: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 11:04:09.28 ID:eDXr0EMF
花丸「でも、なんか近付けなくて…物理的に」

善子「…多分、私が関わりたくなかったから…」

女子A「…有り得ない」

女子A「有り得ない有り得ない有り得ない!!!!!!」

女子A「昔から知り合いで!!ヨハネ様に嫌われていた貴女が何で五体満足で生きてるのよ!!!!」

ルビィ「…何か物騒な事言われてんぞ」

花丸「…?よく解んないけど…」

善子「…」

女子A「あ、貴女!!!ヨハネ様に何したの!?!?」バッ

花丸「うわぁ!?」

女子A「いつ!!いつ何したの!! 何故生きてるの!!!!?????」

花丸「ひどっ!!!」

花丸「な、何したのって私は…」

善子「ちょっ!!?」


花丸「結婚を断った…だけだけど…」


「「・・・・・・?」」

ルビィ「け…結婚?」

善子「//////////」

331: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 11:05:22.57 ID:eDXr0EMF
CM!

332: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 11:08:27.56 ID:8IF2zXe6
同じ県だろ?俺が代わりにCMしてるからはよ書いてぐたさい

333: 名無しで叶える物語(禿) 2018/02/22(木) 11:20:40.47 ID:DvpJyeaQ
ヨハネ会こわすぎワロタ…

334: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/22(木) 11:28:44.33 ID:dYsYHwr6
女子は第一話、入学式の立て看板前で写真撮ってた子で
女子ABCは善子に占いしてもらった時回りにいた子らでいいのよね

335: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区) 2018/02/22(木) 12:03:17.35 ID:VzaZx0sM
ダイヤさんの命が危ない

337: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/22(木) 12:10:04.81 ID:eDXr0EMF
ダイヤが不幸だったのも…

338: 名無しで叶える物語(SB-iPhone) 2018/02/22(木) 12:21:55.06 ID:VyU/RnUe
これは堕天使ヨハネ

339: 名無しで叶える物語(SB-iPhone) 2018/02/22(木) 13:02:41.05 ID:5kl6tP/Z
善子は平和に加入すると思ってた
違った…こいつやべえ…

342: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2018/02/22(木) 20:50:51.23 ID:Oo8mdJKC
「ウチの組の津島善子」が別の意味かと思ってしまったw

343: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2018/02/22(木) 22:44:49.72 ID:UwwWqE27
CM開け5秒前ー!

344: 名無しで叶える物語(笑) 2018/02/22(木) 23:58:41.66 ID:dH0mxCOA
久々に続きが気になるSS

355: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/24(土) 00:36:31.09 ID:XR94tLuH
善子の力がマジになるとここまでヤバいとは…
続きがめちゃくちゃ気になる

382: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:31:14.80 ID:EUgUDxnS
ほしゅあり!

383: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:32:42.05 ID:EUgUDxnS
「「…………」」

ルビィ「オイ 結婚とはどういう事だ」

善子「なっ…なん…!////」

花丸「あ、言っちゃダメだった?」

善子「そっ」

善子「そう言うところが嫌い!!もう死ねばいいのに!!///」プイ

花丸「うぇぇ!?ひど!!」

女子A「み、皆伏せて!!!」

「「きゃあぁぁぁ!!!」」バッ

ルビィ「…」ポツーン

ルビィ「ラブコメやってる後ろでなんか伏せてんぞ」

花丸「…善子」

善子「話しかけないで!!///」

花丸「ええええ…」

善子「も、もう何なのよ…!何やってるのよ貴女達!!」

女子A「申し訳御座いません!!」

善子「何で花丸ちゃん達にあんな事したのかって聞いてるのよ!!」

善子「わざわざ私の前に連れて来て…何がしたいの!?」

女子A「それはっ…ヨハネ様のお顔に泥を塗るような態度で居るものですから…!」

善子「意味分かんない!!」

384: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:33:27.86 ID:EUgUDxnS
善子「もー…関わりたくなんて無かったのにぃ…」

善子「案の定バラしちゃうし…黒歴史もいいとこなんだから…///」

花丸「ごめんごめん。必死だったから。許して」アハハ

女子A(…おかしい…!)

女子A(何故ヨハネ様に嫌われておきながら無事で居られるの国木田花丸…!)

花丸「…改めて、久し振り。善子」

花丸「いやヨハ子かな?」

善子「善子!」

善子「…あぁもう…調子狂う…!」

花丸「…何はともあれ、助かったのかな、私達」

ルビィ「よく解らんがそうらしい」

善子「…」

ルビィ「…おい津島善子… 下のモンにどういう教育してやがんだコラ」

花丸「げっ」

善子「…知らないわよ この子達が勝手にした事でしょ」

善子「私は関係無い」

385: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:33:55.00 ID:EUgUDxnS
ルビィ「関係無いだと…?テメェんとこの奴らだろうが!!」ダッ

花丸「や、止めなって!!」

善子「近寄らないで」

ルビィ「うるs…あ」コケ

ルビィ「おとっとっとっと…」コケ コケ コケ コケ

ルビィ「うおわ!!」ツルッ

ガシャァァン!!

花丸「何やってんの!?!?」(ガラスに突っ込んだ――――!!!)

花丸「ちょっ!大丈夫!?」バッ

「キャー!!!」

「ヨハネ様の祟りだわ!!!」

「ヨハネ様を怒らせるから!!!」

花丸「いやふんばルビィがドジっただけでしょうが!!」

ルビィ「…フー…」パラパラ

ルビィ「頭に上ってた血が降りた」ダラダラ

花丸「ちょぉっ!血!血!」

ルビィ「こんなのかすり傷だ」ダラダラ

386: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:34:56.73 ID:EUgUDxnS
ルビィ「それよりこのアマの態度が気に入らねぇ」

善子「ふん」

ルビィ「…下が無礼した時は上が責任取るモンだろうが」

ルビィ「危うくコイツまで粛正とやらを受けるハメになりかけたんだぞ…!」

善子「…」

花丸「いいから!止めなって!」

花丸「善子!私は大丈夫だから!何とも思ってないから!!」

善子「…コイツ呼ばわり止めてよ」

ルビィ「あぁ!?」

善子「…ムカつく」

善子「皆も…花丸ちゃんと仲良しみたいなアピールするあんたも」

善子「ムカつく」

ミシッ パキッ

387: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:35:41.67 ID:EUgUDxnS
女子A「そ、そんな…」

女子B「国木田花丸の事はお詫びします…!ですから…!」

女子C「お命だけはお助けを…!!」

パラッ

ルビィ「ムカついてんのはこっちだ 反省の気もありゃしねぇ」

ルビィ「一発入れさせろ!! それでチャラにしてやる」

パラパラ

花丸「?」

花丸(…なんか降ってる?)

善子「みんなキライ」

ルビィ「いいから死ねぇぇ!!!」ダッ!

「「ヨハネ様お許し下さいぃぃぃ!!!」」

メキメキッ

花丸「!?」

花丸「や、やばい!!皆逃げて!!!」

ベキッ!ベキベキベキ

ルビィ「!?」バッ

ルビィ「な、何ぃぃぃぃぃ!!?」


ズドォォォォォォォォォォォォン!!!!!

388: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:36:11.99 ID:EUgUDxnS
花丸「きゃぁぁぁぁ!!!!」ズオォォ

善子「…」ビュゥゥゥゥ

バラバラ

ガシャンッ

ドコッ…

パラパラ

花丸「………う、ウソでしょ…」

花丸「て、天井が…落ちた…!?」

善子「ざまぁ無いわね」

花丸「……そんな」

花丸「…ルビィー!!」ダッ

善子「!」

花丸「ルビィ!!ルビィ!!」ガシャンッ バタンッ

花丸「どこ!?どこ!?」ガシャッ ガシャンッ

花丸「ルビィー!!!死んじゃやだぁ!!!!」

善子「………っ」

善子「花丸ちゃん…」

389: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:36:44.67 ID:EUgUDxnS
花丸「お願い!善子も手伝って!!」ポロポロ

善子「!!」

花丸「お願い!!皆下敷きになって…このままじゃ死んじゃう!!!」ポロポロ

花丸「ルビィが死んじゃう…!!ルビィが死んじゃうよ…!」ポロポロ

花丸「お願い善子!!!」

花丸「運が良い善子なら…皆を助けられるかも知れない!!」

花丸「お願い!!!」

善子「………」

善子「…そういう優しくて、バカな所が嫌いなのよ」スタスタ

善子「…」ガシャ ガシャ

善子「…どうせこの辺でしょ」ズボッ

善子「…」グイッ

ルビィ「ぶへぁ!!」バラッ

花丸「!!!」

花丸「ルビィ大丈夫!?無事っ!?」

ルビィ「ゲホッ てめっ!…何考えてやがる…!!」

善子「…」

390: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:38:00.13 ID:EUgUDxnS
ルビィ「助けた事…!後悔すんなよ…!」

善子「ふん」

花丸「ありがとうでしょこのバカー!」スコン!

ルビィ「いったぁー!!!」ブシュゥ!

ルビィ「殺す気かテメ!!」

花丸「有難う善子!やっぱスゴいね!」ニコ

善子「…」

善子「他の子、助けたいなら二人で助ければ」クル

善子「普通なら死んでるでしょうけど」スタスタ

ルビィ「人が異常みたいな言い方しやがって…」

花丸「そうだ!早く助けなきゃ!」

花丸「その前に先生…!?救急車!?あーどうしよー!」アタフタ

ルビィ「うるせぇな落ち着けェ!!」ブシュゥ!

善子「…っ」スタスタ


391: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:38:45.66 ID:EUgUDxnS


―放課後・家庭科室―

花丸「…と言った状態でして…」

千歌「すごい騒ぎだったね…吃驚したよ…」

曜「てかよく無事だったよね二人とも 他の子皆大怪我だったんでしょ?」

ルビィ「どう見たって無事じゃねーだろぉ!!」包帯グルグル

曜「いやなんて言うか…平気そうだし」

ルビィ「平気じゃねぇ!ったく!とんでもねー奴だ津島善子ってのは!!」モグモグ

千歌「それだけケーキ食べられれば平気だね…」

花丸「またそんな事言って!善子が居たから助かったんだかんね!?」

ルビィ「…どこまでもめでてぇ野郎だなお前は…」モグモグ

花丸「何がよ?」

ルビィ「アイツがあの天井ぶち落として来やがったんだろうが」

花丸「…はぁ!?」

ルビィ「…事が起こる前の信者共の様子見ただろ あの恐れ様からして間違いない」

ルビィ「お前はあの野郎の運が良いって言ったがそれどころじゃねーよ」

ルビィ「アイツはほぼ思い通りの現象を起こせる」

ルビィ「信仰されてたのもその力の強さ故だと私は見る」

392: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:39:54.40 ID:EUgUDxnS
花丸「……なっ」

花丸「善子がわざとあんな事したって言うの!?」

ルビィ「タイミングと規模からしてそれ以外考えられない」

ルビィ「都合よく津島善子とお前の手前まで…私と信者共の真上の天井しか抜けてねーからな」

花丸「じゃぁ何でその後アンタを助けたりしたのよ!!善子がやったならおかしいじゃない!」

花丸「助けてもらっといて最っ低!!」

ルビィ「私は埋まっててよく解らないが」

ルビィ「お前、津島善子に私を救う様頼んだんじゃねーのか?」

花丸「!!」

ルビィ「…あの恐れられ様、出で立ち言動からしてアイツは人を助ける様な人間じゃねぇ」

ルビィ「どうせあの信者共も脅迫されてんだ だから」花丸「私はそんな事頼んでない!!!!」

ルビィ「…つまんねー嘘つくな」

花丸「っ」

花丸「…善子は、そんな子じゃないっ」

花丸「優しい子だもん…」シュン

393: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:40:53.88 ID:EUgUDxnS
曜「よしよし…えーと」ポンポン

花丸「花丸ですっ」

曜「花丸ちゃん」

曜(名前と見た目が合ってない子だなー 丸より三角って感じ)

千歌「……まぁ、ルビィちゃんの言うとおりにしろ違うにしろ、二人が無事で良かったよ」

千歌「あんな事故に巻き込まれたら普通死んでるけど他の子達も怪我で済んだみたいだし」

ルビィ「…まぁそうだな」

曜「でさぁ、花丸ちゃんとルビィちゃんって友達なの?」

ルビィ「腐れ縁だ 中学から同じでそれからグズグズな」

花丸「ダイヤちゃん目当てでちょいちょい遊んだりしてましたけどココは仲が良訳じゃないです」

曜「会長目当て?」

花丸「はい」

ルビィ「はいじゃねーよ」

ルビィ「コイツ私の知らない間にお姉ちゃんと知り合って惚れてやがって」

花丸「だってカワイイんだもーん♪」

曜「…当の本人はルビィちゃんの姿見てからずっと気絶してるけどね」

ダイヤ「    」~|c||^.- ^||

花丸「持って帰っちゃおうかな?」ツツー

ルビィ「やめろ変態がぁ!!!お姉ちゃんに触んなぁ!!!」ブシュゥ!

394: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:41:51.14 ID:EUgUDxnS
曜「じゃぁ、善子って子とはどうなの?幼なじみって言ってたけど」

花丸「あ、はい…」

花丸「善子とは幼稚園が一緒で…色々世話してあげてたんです」

花丸「私ちっちゃい頃からこんな感じで、なんか懐かれてて」

曜「それで将来結婚して!みたいな?」

花丸「まぁ…はい。」

花丸「その時は軽いノリで断っちゃったんですけど…」

花丸「善子、乙女趣味だから結構本気だったのかも」

曜「そんな大げさな。聞いたら分かる小さい女の子にありがちなやつやん」

曜「本人だって忘れてるって!それか笑い話に出来る年齢だよ!」

ルビィ「…それは無いな 顔タコみてぇになってたし」

花丸「…恨んでたっぽかったよねぇ…」

花丸「はー…もっかいちゃんと謝んないと無理めかな~」

ルビィ「つーか今更だが、この人達に言って良いことなのか?それは」

花丸「あっ」

花丸「…まずいかな?」ヒソ

ルビィ「今頃おせーよバカ」

花丸「うわぁぁどーしよどーしよ!また善子を傷つけちゃったかも!」アタフタ

花丸「やっぱ今の忘れて☆」キャピーン

梨子「無理ね」

花丸「ひっ!?」

ルビィ「起きてたのか…」

395: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:43:19.43 ID:EUgUDxnS
梨子「失礼な!真剣に聞いてたわよ!」

梨子「それよりあーあー善子ちゃんが知られたくない秘密をこの私に教えちゃったわね花丸ちゃん~♪」

花丸「な、何ですかその言い方!?」

梨子「羽よりも口が軽い私に全部言っちゃって。3日もしたら全校生徒の耳に入って」

梨子「善子ちゃん、不登校になっちゃったりしてね~♪」

花丸「    」

千歌「鬼…」

ルビィ「そ、それはあんまりだ梨子さん」

ルビィ「信者共は気味わりーし埋められた恨みも有るが…本人が深刻に悩んでるんだ…からかうべきじゃねーと思う」

梨子「甘いわねルビィちゃん ルビィちゃんとダイヤさんの為に作ったこのケーキより甘い」モグモグ

曜「そう言えば歓迎パーティーの筈だったなのにそんな空気じゃなくなっちゃったよね…」

花丸「す、すみません部外者が…」

梨子「それは良いのよ♪あなたは部外者じゃないんだから」

花丸「…はい?いや私は」梨子「さっきの事、全校生徒に吹聴しない代わりに条件が有るわ国木田花丸ちゃん」

花丸「…条件?」

千歌「スクールアイドルやらない?って事」

梨子「!千歌ちゃん!?」

千歌「違うの?」

梨子「そうよ!!」

396: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:44:44.81 ID:EUgUDxnS
花丸「スクールアイドル…って」

花丸「私が…?」

曜「てか会長もまだ保留なんだけど」

梨子「それは入ってから二人で話し合えば良い事よ」

花丸「!」

花丸「やっぱダイヤちゃんもやるんですか!?」

梨子「ええ!!だから貴女もやりましょう!!今入れば大好きなダイヤちゃんが付いてくるわ!!」

ルビィ「特典みたいに言うなぁ!!下ろすぞ!!」

千歌「でも、ダイヤさんはまだ保留…。」

千歌「生徒会の手伝いしてくれた花丸ちゃんと話し合ってからだって。」

花丸「…まぁ、手伝ってましたけど…」

花丸「スクールアイドルやるのと関係無くない?」

ルビィ「ちった頭使え」

ルビィ「今まで手伝わせておいてこれからは顔も出せなくなっちゃ悪いと悩んでたんだ」

花丸「…そっか」

花丸「私の事なんか気にしなくて良いのに…」

ダイヤ「    」

花丸「別に手伝わされてないし。 好きでやってただけ。」

花丸「同じ部屋で二人っきりで寄り添えれば何でもよかっただけ」

ルビィ「気味わりぃ…」

花丸「生徒会の仕事なんて有って無い様なもんだしね」

曜「まぁぶっちゃけそうだよね アニメとか漫画みたいに大仕事を生徒がやる訳無いし」

花丸「そそ。」

397: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:45:13.60 ID:EUgUDxnS
梨子「はいじゃぁ解決~♪いらっしゃい花丸ちゃん♪」

花丸「お、お世話になります…」ペコ

曜「めっちゃスムーズじゃん」

花丸「でも良いんですか?」

千歌「何が?」

花丸「私みたいなのがこんな成り行きで入っちゃって。」

ルビィ「良いだろ別に」

ルビィ「お前ああ言うチャラチャラしたの好きだろ」

曜「現メンバーの台詞とは思えない…」

花丸「好きだけど…」

花丸「なんか感じ合わなくない?」ジャラジャラ

千歌「チャラチャラと言うよりジャラジャラしてるからね」

梨子「ノープログレムよ!」

千歌「プロブレム」

梨子「成り行きなんかじゃないわ!私はずっと前からツバ付けてたんだから!」

千歌「怖っ」

398: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:46:04.05 ID:EUgUDxnS
梨子「あとは脅…きっかけさえ有ればいつでもお誘いするつもりで居たのよ♪」

梨子「なんたってこんなに可愛いんですもの♪即戦力だわ♪」

花丸「…そ、そうかな…へへ」テレテレ

曜「若干ケバ過ぎる気がする」

梨子「私達にはない魅力!アクセントよアクセント!個性はパワーよ曜ちゃん♪」

曜「なるほど。まぁ任せるよ。いい子そうだし」

花丸「///」

ルビィ「人生で一番褒められてるな」

花丸「今まで褒められない事ばっかしてたからね…ってうっさい」

千歌「じゃぁ今日はルビィちゃん、ダイヤさん、花丸ちゃんの歓迎会だね」

梨子「呑みましょう呑みましょう!宴よ宴ー♪」カキーン

曜「ガチの酒…!!」

花丸「私やっていけそう」

ルビィ「そりゃ何よりだ」

ルビィ「…申し訳ねぇが私とお姉ちゃんは上がらせてくれ」

梨子「は!?」

ルビィ「…布団で寝かせてやりたい」

ダイヤ「     」タラー

梨子「…まぁそうね」

曜「よだれ垂れてるし」

花丸「…///」ゴク

千歌(この子ちょっと怖い)

399: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:47:41.24 ID:EUgUDxnS
梨子「…仕方ない。酒は今度にしましょう」ガチャ

曜「もう隠す気も無いよこの人…」

千歌「梨子ちゃんに賛成。今日の所はやめよ…」

千歌「皆忘れてるけどルビィちゃんも相当なケガだからねこれ…ミイラみたいになってるし」

花丸「大丈夫なの?」

ルビィ「寝れば治る」

梨子「なら心配要らないわね!!あー心配して損した♪」

千歌「してなかったでしょ…」

梨子「じゃぁテキトーに片付けて解散しましょっか♪」

ルビィ「あ…」

梨子「ん?」ズイ

ルビィ「ちけーよ」グイ

ルビィ「言い損ねたが、私と姉の為にこんなもんまで用意してくれて…その」

ルビィ「有難う。」

400: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:48:43.59 ID:EUgUDxnS
梨子「もう!堅苦しいわね!良いのよ!仲間なんだから!!ほらケーキ余ってるわよ!折角作ったんだから全部食べて♪」

千歌「作ったの私と曜ちゃんじゃん…」

ルビィ「それと…」

ルビィ「こいつ共々、これから頼む」

花丸「よ、宜しくです」ペコ

梨子「ネックレスケーキに入ってるわよ」

花丸「え…?あ、わぁ!?」グラッ

ルビィ「お、バカっ…んぐっ!?」ベシャ

花丸「きゃ―――!ごめん!ごめん!」アタフタ

ルビィ「何をどうしたら人の顔面にケーキ飛ばせんだゴラァ―――!!!」

花丸「だからごめんって―――!!!」

梨子「…ふふっ 我が部も大分賑やかになってきたわね♪お姉さん嬉しいわ♪」

曜「恐ろしいほど梨子ちゃんの思い通りに事が運んでる気がする」

千歌「大体脅しでメンバー増やしてるけどね」


401: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:49:50.76 ID:EUgUDxnS


―バス車内―

ブロロロロ…

善子「…」

《…改めて、久し振り。善子》
《いやヨハ子かな?》

《善子!私は大丈夫だから!何とも思ってないから!!》

《お願い善子!!!》
《運が良い善子なら…皆を助けられるかも知れない!!》
《お願い!!!》

花丸《有難う善子!やっぱスゴいね!》ニコ

善子「…////////」カァァ

善子(やっぱり、素敵…////)

《危うくコイツまで粛正とやらを受けるハメになりかけたんだぞ…!》

善子「……」

花丸《ルビィが死んじゃう…!!ルビィが死んじゃうよ…!》ポロポロ

善子「………」

善子「……私は、ずっとずっと好きだったんだから」

善子「アンタが花丸ちゃんの顔も知らない時から、私はずっと好きだったんだから」

善子「これからもそう」

善子「私には、花丸ちゃんしかいない」


402: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:52:09.59 ID:EUgUDxnS
―翌朝―

花丸「…ふわぁ~あ。ねむ」クシクシ

花丸(…脅されて入ったけどまさかこんな朝早くからトレーニングなんて正気ぃ…?)トボトボ

花丸(…まぁ、いっか。)

花丸(運動苦手じゃないし、なんたって…)

花丸(…ずっと興味は有った。でもこんな田舎で誰もやらないと思ってて諦めてた…)

花丸(スクールアイドルになれるかもしんないんだもん♪)ルンルン



―校庭―

花丸「なっ…」

梨子「お早う花丸ちゃん!!気合い入ってるわね!!」松葉杖

千歌「…お早う」

花丸「お早うじゃないですよ!梨子せんぱい一体どっ、どうしたんですかその足!!」

梨子「ちょっと車さんが私を道路だと思っちゃったみたいでね!!でも大丈夫!大した事は無いわ!!」

千歌「足の甲複雑骨折だって…」

花丸「……そんな」

梨子「大丈夫大丈夫!!心配しないで!」

梨子「これくらい3日で治るわ♪」

花丸「…3日好きですねなんか…よく聞く…。」

403: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:53:07.59 ID:EUgUDxnS
花丸「ショックです…スクールアイドルどうす…あれ?」

花丸「そう言えば他のメンバーは?ふんばルビィもダイヤちゃんも居ないし」

花丸「私一番最後かと思ったんですけど、皆遅刻ですか?」

千歌「ううん。皆欠席」

千歌「…結構かかるかも」

花丸「え…」

花丸「何が、え 皆休み?」

梨子「ええ!残念だけど無事なのは私達しか居ないわ!」

千歌「梨子ちゃん無事じゃないから…」

花丸「……何で…?昨日まで皆元気に…ダイヤちゃんは気絶してたけど…」

千歌「…ダイヤさんはまだ目が覚めてない」

千歌「…」


404: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:54:20.80 ID:EUgUDxnS
―今朝・早朝―

『すまねぇ姉御 こんな体たらくで…』

千歌『私は大丈夫 それより』スマホ

『違うんだ姉御』

『…この事態は間違いない 津島善子の仕業だ』

『アイツが、本格的に私等を潰しに掛かってきたんだ』

千歌『…』

『昨日、私と糞丸の会話を見てたアイツは…何かが吹っ切れたようだった』

『今まで避けてきた糞丸と直接関わり、自分の中で再認識したんだろ』

『アイツは…糞丸の事を諦めてない』

『私等に糞丸を取られると思ってやがる』

『だから…本腰入れてきやがったんだ』

千歌『…だからこんな事を?』

『恐らくな』

『…だから今日の所は大人しく家に居てくれ』

『また糞丸と姉御たちが絡んでたりしたら、どんな目に遭うか解らねぇ』

千歌『…解った』

『…はぁ。 姉御は話が早くて助かる』

『間違っても怒らないでくれよ 私等は平気だ 多分』

千歌『…あだ討ちなんてしないよ私は…』

千歌『そんなバカじゃない』


405: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:55:47.02 ID:EUgUDxnS
千歌「…」

花丸「え…?」

千歌「ルビィちゃんはダイヤさんを庇って更に頭にケガしたし、曜ちゃんもかなり具合が悪そう」

千歌「梨子ちゃんはこの通り。実質何でもないのは、私と花丸ちゃんだけ」

花丸「…そんな…そんな事って」

千歌「…昨日の今日でおかしい」

千歌「…花丸ちゃんと梨子ちゃん聞いて」

花丸「…はい」

梨子「何かしら♪」

千歌「…」

千歌「…皆をこんな目に遭わせて 許せない…っ」

千歌「私は…」

千歌「…津島善子に、話が有る…!」

406: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:56:37.00 ID:EUgUDxnS
―一年教室―

善子「…」

ガラーン

善子「だいぶスッキリしちゃったわね この教室も」

善子「…でも仕方ないわよね」

善子「皆が花丸ちゃんに悪い事したんだから。」

善子「…」

善子「私ってほんと、運が良い…」

ガラッ

善子「…?」

千歌「…」

善子「…二年生が何の用?」

善子「てか貴女誰?」

千歌「…私は高海千歌」

千歌「花丸ちゃんと同じグループでスクールアイドルしようと頑張ってる」

善子「!」

善子「………」

善子「…ふーん…。」

善子「だから?」

407: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:58:12.70 ID:EUgUDxnS
千歌「…私の仲間に何したの」

善子「はぁ?」

千歌「…全員欠席。こんなのおかしい」

千歌「…何したの」

善子「……いきなり何ですか?」

善子「頭おかしいんですか?先輩」

千歌「花丸ちゃんもケガして欠席」

善子「    」

善子「え」

千歌「ルビィちゃん達に巻き込まれて、今生死の境をさまよってる」

千歌「…花丸ちゃん言ってた」

千歌「昨日の事故も、全部貴女の仕業だって」

善子「   な   え」

―教室前―

花丸「…千歌せんぱい、何を…っ」

梨子「…まぁ見てましょ♪」


408: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 04:59:43.26 ID:EUgUDxnS
善子「な、何で……花丸ちゃんが………?」ガタガタ

善子「そ、そんなはず無いわ 私が、花丸ちゃんを不幸にするわけ…!」ガタガタ

千歌「まぁ嘘だけど」

千歌「何…それ」

善子「!!」ビクッ

善子「アンタに関係無いでしょ!!」

千歌「有る 全部話してもらう」ツカツカ

千歌「皆に…謝ってもらう…」

千歌「皆を傷付けたのは、貴女なんだから…!!」ツカツカ

善子「……」

善子「く」

善子「来るな!!!!」ガガッ

ブンッ!!

花丸「!!危なmぐっっ」

梨子「イスなんかじゃ千歌ちゃんはどうしようもないわ」

409: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 05:00:12.74 ID:EUgUDxnS
スカ

善子「!?」

ガシャンッ!

千歌「…」スタスタ

善子(は、外れた…!?何で!!)

善子「っ」ガシ ガシ

善子「えい!!!」ブンッ!!

千歌「…」

善子(…コイツ!!何か知ってる…!!)

善子(…余計な事やられる前に、潰す!!)

スカッ スカッ

善子(!?)

善子(な、何で当たらないの…!?)

善子「なら…黒板!!」

キュルルルル

ピンッ! ピンッ!

花丸(黒板のネジが勝手に…!)

グラァ…

善子「…っ」グイッ

善子「やっ!!」ブンッ!

千歌「…」スカ

バシィン!!

千歌「!」

グラァ!

千歌(鞄が当たって、黒板がこっちに…!)

善子「机!!椅子!!」ガシッ ガシッ

善子「アイツ目掛けて吹っ飛べ!!」ビュンビュン!!

410: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 05:01:09.48 ID:EUgUDxnS
千歌「…」

ガシャンガシャァァン!!!
バタァァァァァン!!!

花丸「   」

花丸「千歌、せんぱ…」

モクモク

善子「………」

善子「……ふふっ」

善子「アハハ!!」

善子「何!?あんだけイキっといて!あっけな!」

善子「この私に挑もうなんて百年早いのよ!!!!」

千歌「どう言う事?」

善子「…」

善子「!?!?」バッ

千歌「…有り得ないくらい私に向かって物が飛んでくるけど…無駄だよ」

千歌「…皆に謝って…!」

善子「~っ…!」バッ

善子「…」

善子「知らないわよ 私の許可なく花丸ちゃんに近付いたからでしょ」

花丸(え…?)

善子「貴女もその一人…!!」

411: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 05:01:58.74 ID:EUgUDxnS
バリンバリンバリン!!

千歌「!」

ガシャァァン!

梨子(蛍光灯と窓ガラスが勝手に…)

ビュウウウウッ!

千歌「!」

千歌(何この風ッ…!!!)

花丸「教室に…竜巻が…」

善子「ふふ…っ」

善子「アハハハハハ!!!私はほんっとに運が良いわぁ!!!!」ビュゥゥゥゥゥゥ

善子「本当の偶然で勝手に助かって勝手に慕われて!!崇められて恐れられて!!!!」

善子「私にはこんな事しか!! 人を不幸にする事しか出来ないのにね!!!」ゴゴゴゴゴ

千歌「…」

善子「昨日確信したわ!!!!私にはね!!!!花丸ちゃんしか居ないのよ!!!!!」ゴゴゴゴ

善子「花丸ちゃんを傷付けたくなくてずっと逃げてたけど…そんな必要無かった!!!!」

善子「花丸ちゃんだけは私のせいで不幸にならない!!!!花丸ちゃんだけは私の味方で居てくれる!!!!」

花丸「…」

花丸「善子…」

善子「だから!!!」バッ

千歌「!!」

ズオォォォォォォ!!!!

ザクザクザクッ!!!
ザクザクザクザクザクザク!!!

412: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 05:03:04.53 ID:EUgUDxnS
千歌「…」

善子「!?」

善子(全部外れた…っ 何で!?)

善子「…えぇぇぇい!!!!!!」バッ

バァンッ!!

千歌「…」

ガシャァァン!!

千歌「…」ツカツカ

善子「な…」

善子「何で!!何で当たらないのよ―――――!!!!!」

善子「来るな!!」ブワッ

ドオォン!!

千歌「…」ツカツカ

善子「来るな!!」バリンバリンバリン!!!

ヒュンヒュンヒュン!!

千歌「…」ツカツカ

千歌「…そんな事知らないよ」

千歌「…貴女は許さない」

善子「…」

千歌「貴女から花丸ちゃんを奪う」

413: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 05:03:28.27 ID:EUgUDxnS
善子「・・・・・・」

善子「・・・・あっそ」

善子「…なら」ゴゴゴ

花丸「~っっ…!!」バッ

梨子「あっ」

善子「…」ゴゴゴゴゴゴ

ズズズズズズズ…

千歌「…」

梨子「…教室の瓦礫が…」

善子「…貴女も死んでよ」ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!

千歌「…」

梨子「…ち、千歌ちゃん!!花丸ちゃんが!!」

千歌「!」

善子「潰れろ!!!」ゴ――――――――

花丸「もうやめてぇ!!!!!!!」バッ

善子「え」

千歌「っ」ギュッ

花丸「きゃっ」


ドゴォォォォォォォォォォン……!!!

414: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 05:04:17.24 ID:EUgUDxnS
何話かわかんないけど終わり

416: 名無しで叶える物語(笑) 2018/02/27(火) 05:07:34.19 ID:TKhRxSyW
おつおつ
幸運っていうかもうサイコキネシスの域だこれ

417: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ) 2018/02/27(火) 05:12:14.50 ID:bu7pxDGZ
善子ちゃんすごい

418: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/27(火) 07:11:34.69 ID:2o4NOGuH
おつー
なんか凄いことに...

419: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/27(火) 08:03:20.39 ID:3zn6WLm/
善子からの攻撃をただの身体能力で避けきる千歌さん半端ねぇっす

420: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2018/02/27(火) 08:22:12.75 ID:WsrLqcgh
千歌も身体能力で避けてるわけじゃなさそう
もはや異能バトル物レベルだな善子

421: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/02/27(火) 08:36:28.17 ID:Lbfp2Saj
天才美少女千歌さんは、超能力のネタをわかってそうだ。善子は、実はかなり悪子なのかな

422: 名無しで叶える物語(しか) 2018/02/27(火) 08:42:04.14 ID:jDNzarkL
アニメ1クールの最終回前のような熱い展開

423: 名無しで叶える物語(SB-iPhone) 2018/02/27(火) 09:25:33.27 ID:UCt3c3r2
良かった乙乙 これあれだな、上条さんvsアウレオルスだ

424: 名無しで叶える物語(みかん) 2018/02/27(火) 12:20:01.13 ID:/CoacZZL
この千歌ちゃんは運が良い悪い程度で消せる存在じゃないとかかな?

425: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/27(火) 12:40:07.95 ID:8Jmtpby+
ここまで一年加入だけで事態が大事過ぎて草
かなまりどうすんだろこれ

427: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区) 2018/02/27(火) 20:07:29.20 ID:FOcRQhZr
千歌ちゃんは上条さんか何か?

428: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/27(火) 20:08:11.39 ID:qPboOj+Y
超次元すぎワロタ

429: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/02/27(火) 20:14:54.77 ID:hlFrgttf
身勝手の極意か?

430: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/27(火) 20:18:38.00 ID:TUxJLxo5
善子仲間になったらラブライブ優勝余裕だろこれw

432: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/27(火) 21:53:07.70 ID:3ZlR5osg
不幸体質では無く幸福体質…と思わせて他人を不幸にする体質か

>>430
能力発動したら負傷者大量で大会中止になると思うw

435: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/28(水) 02:45:52.82 ID:0K6YMNGB
ォォォォンン…


善子「     」

善子「…はっ」

善子「花丸ちゃぁん!!!!」ダッ

善子「花丸ちゃん!!花丸ちゃん!!」ガシャン ガャン

善子「わ、私っ なんて事をっ」オロオロ

善子「花丸ちゃんにっ なんて事をっ…!!」ガシャン

善子「はぁっ…はぁっ…」

善子「…いえ、だ、大丈夫 落ち着け 落ち着け 私…!」

善子「だ、大丈夫…大丈夫…」

善子「私のせいで、花丸ちゃんが怪我するような事っ 無い… 無いんだもん…」

善子「…ここ!?」ガシャン!

ガラ…

善子「…!?違う…」

善子「ここ!?」バタァン

パラパラ

善子「…何で」

ガタンッ バタンッ

善子「何で 何で居ないの!?」

善子「何で見つけられないの!?」

436: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/28(水) 02:46:23.42 ID:0K6YMNGB
善子「…アイツのせい…!?アイツが…花丸ちゃんと一緒だから!?」

善子「…クソっ…クソっ…!!」ガシャァン ガシャン!!

善子「ふざけるなっ…!!ふざけるなっ…!!」

善子「…花丸ちゃんに近付くなっ…クソっ…!!クソっ…!!」ガラガラ

善子「…もう…邪魔!!!」

善子「ガラクタ共…!!全部吹き飛べ…!!」グググ



善子「…何で?」

善子「何で何も起きないの?」

善子「…何で?何で何で??」ガシャン!

善子「…ふざけないでよ………!!」

善子「早くしなきゃ、花丸ちゃんが…花丸ちゃんが…!!!!」

善子「…こんな事になったのも、あの高海千歌とか言う奴のせいよ…!!!」

善子「そうよ…私は悪くない…!!私は何も悪くない…!!」

善子「私は何も悪い事してない…!!誰も殺してない!!」

善子「私は誰も殺してない!!!!!!」

437: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/28(水) 02:46:53.70 ID:0K6YMNGB
《どうかお恵みを…!》

善子「ハァ…ハァ…!!」ガシャンッ

《ご加護を私にぃ…!》

《今日も神々しい…!》

《まさに幸運の天使ね…!》

善子「ハァ…ハァ…っ!!」バタン ガシャン

―女子トイレ前―

善子《…》

《ヨハネ様は天使様なんかじゃないわ》

《14人死んでるの》

《ヨハネ様のお母様》

《ヨハネ様は、運が良かった話に人の死を挙げたのよ》

《御自身のお母様の死に対して、運が良かったって笑って話す方なのよ》

善子「はぁっっ…はぁっっ…!!」

《確かにヨハネ様はよく知りもしない私達の事を心配して下さった 優しくして下さった》

《でもそれは、私達がヨハネ様を崇拝していたから》

《自分の運で殺して、その死を笑い話にする方なのよ ヨハネ様は》

女子《何で教えてくれなかったの!?》

女子《そんなヤバい人だって知ってたら!私話し掛けたりしなかったのに!!》

善子「………っ」ガク

《私達は 怖くて怖くて堪らない 恐怖で頭が変になりそうなの》

《女子B「あの方は、天使なんかじゃなかった》


《本物の 悪魔よ》

438: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/28(水) 02:48:09.98 ID:0K6YMNGB
善子「………」

善子「…ふふっ」

善子「…フフフっ」

善子「アハハ」

善子「…私って、ほんと、運が良い…。」

善子「…勝手に周りの人間がバタバタ死んでいって 勝手に親に捨てられて」

善子「その親も勝手に死んで 勝手に天使扱いされて 勝手に悪魔呼ばわりされて」

善子「…挙句の果てに、こんな事になって…」

善子「ふふふ… ふふっ アハハ」

善子「死を笑い話にする…?そんなの、当前じゃない」

439: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/28(水) 02:48:52.89 ID:0K6YMNGB
ガラ ガラガラ

善子「……アハハ アハハハハハ!!!!」

善子「ッ!!」ブンッ

ガシャァン!!

善子「こんなの!!!!笑い話にでもしなきゃどうしろってのよ――――!!!!!!!!!」

善子「崇拝してたから優しくした!?勝手な事言ってんじゃないわよ!!!!!!!!」

善子「私はただ普通にしてただけ!!!!!!!!!!!!!!」

善子「勝手よ…!!!!あまりにも勝手…!!!!!!」

善子「どいつもこいつも…!!!!死んで当然よ!!!!!!死んで当然!!!!!!!!!」

善子「私は何も悪くない…!!!私は何も悪くない…!!!!」

善子「私を恐れる奴が!!!私を嫌う奴が!!私に嫌われる奴が悪い!!!!!」

善子「皆死ね!!!!皆死ね!!!!私は運が良い!!!!私は運が良いぃ!!!!」

善子「アハハハハハハ!!!!!!!!」

440: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/28(水) 02:49:49.17 ID:0K6YMNGB
善子「………」

善子「…」

善子「花丸ちゃんだけが、私の…私の唯一の 友達」

善子「なのに…自分が怖くて近付けやしない」

善子「そんな私を差し置いて…仲良くする奴は許さない」

善子「何かおかしい?」

善子「何かおかしい訳!?!?!?」

善子「ふふっ…フフフ」

善子「何で私ばっかり!!!!!!!」ガシャン!!

善子「何で私ばっかりこんな目に遭わなきゃいけないのよ!!!!!」

善子「花丸ちゃんは私のものなのよ!!!!!!!!」

善子「花丸ちゃんだけが私の理解者…花丸ちゃんだけが私を救ってくれる…」

善子「私から花丸ちゃんを奪おうとしたアンタ等が悪いのよ!!!!!!」

善子「花丸ちゃんを奪うなんて言ったアンタが悪いのよ!!!!!!!!」

善子「バ――――カ!!!!!バ―――――――カ!!!!!!」

善子「アハハハハハ!!!!!」

善子「その花丸ちゃんも!!!!!アンタのせいでダメになっちゃったわ!!!!!!」

善子「こんな目に遭わせてまた恨まれて嫌われて怖がられて!!!!!!!!!!!!」

善子「一人ぼっちになっちゃった♪私って運が良い♪」

善子「もう何でもいいや 皆死ね 殺してやる 殺してやる」

善子「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる」

441: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/28(水) 02:51:50.02 ID:0K6YMNGB
善子「…花丸ちゃん見てて…」

善子「花丸ちゃんも褒めてくれたよね 私は運が良いって」

善子「花丸ちゃんがそういうんだからそうなのよね」

善子「悪魔じゃないわよね 私は悪魔じゃない」

善子「花丸ちゃん覚えてる?幼稚園の頃」

善子「私が男の子にからかわれてた所を助けてくれたよね 嬉しかったぁ…」

善子「その後その子が怪我をして…皆私を疑った でも花丸ちゃんだけは私を守ってくれた」

善子「みんな私を怖がって近寄らなくなった…でも花丸ちゃんだけは一緒に居てくれた」

善子「私も私を怖がった…でも花丸ちゃんだけは」

善子「花丸ちゃんだけは、運が良いだけだって励ましてくれた」

善子「花丸ちゃんはおバカだから…怪我人が出たのに 善子を苛めるような奴ああなって当然」

善子「もう苛められないじゃん 運が良いって めちゃくちゃな事言って励ましてくれた」

善子「あの頃から花丸ちゃんは、ちょっとヤンキー気質だったのかな?…ふふ」

善子「でもね、救われたの私…」

善子「言ってる事がめちゃくちゃでも…その後も私の周りで起こる事を…」

善子「運が良い運が良いってバカの一つ覚えみたいに 私は悪くないって励ましてくれた花丸ちゃんに」

善子「救われたの」

善子「…そんな花丸ちゃんさえ傷付けて」

善子「もう終わりね私」

善子「いろんな人を傷つけて…殺して…今度は私の番」

善子「…みーんな殺して、私も死ぬ」

善子「…この学院ごと…皆潰してやる」グググググ

442: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/28(水) 02:52:57.27 ID:0K6YMNGB
千歌「やめてもらえる?」ガラッ パラパラ

善子「!!?」バッ

千歌「よいしょっ…」グイッ

花丸「   」パラパラ

千歌「そんな事しても花丸ちゃんは喜ばない」

千歌「解るでしょ…?」

善子「……」

善子「…」

善子「何よアンタ まだ生きてたの?」

千歌「…私も、貴女と同じだから」

善子「…は?」

千歌「私にとって奇跡は起こすものじゃない 諦めの中で勝手に起きるもの」

千歌「両親が死んでから、全てを諦めてから…勝手に奇跡は起きていった」

千歌「何の努力も無く、勝手に一位になって、暇潰しに首を突っ込めば勝手に苛めも止み、勝手に超人扱い」

千歌「丸腰で貴女に挑んでも、ご覧の通り無傷」

千歌「だから…貴女は私に何も出来ない」

千歌「私なら、貴女を救える」

善子「…何言ってんのよ」

千歌「逆に私も…大切に想う人に限って変えられない 救えない 実力でどうにかするしかない」

千歌「だから、私みたいに…その力で大切な人を悲しませるような事、しないで」

花丸「……」

443: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/28(水) 02:53:48.52 ID:0K6YMNGB
善子「………」

千歌「……」

善子「…アンタも、普通じゃないって訳?」

千歌「…そう」

善子「…まぁその様子を見れば…なるほどね」

善子「アンタにとって私は…言わば敵だものね」

善子「そんな私なら、無気力で変えられるって言いたい訳」

千歌「そう」

善子「ふざけんな!!!!!!!!!」バッ

善子「アンタの暇潰しで私を変えられてたまるか!!!!!!!!」

善子「私の今までの…クソみたいな人生何だったんだって言うのよ!!!!!!!」

善子「ムカつくムカつくムカつく!!!!!!!!!!!」

善子「私の周りの人間は…必ず不幸になる…!!!!」

善子「認めるわ…!!!!私は悪魔なの…悪魔なのよ!!!!!!!」ググググ

善子「人を傷つけるしか能が無い…誰からも忌み嫌われる悪魔…!!!!」

善子「だから…だから…!!」

千歌「もう悪魔じゃない」

善子「死ね…死ね…!!!」グググググ…

シーン

善子「…!!?」

千歌「…」

444: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/28(水) 02:54:23.00 ID:0K6YMNGB
善子「…は…??」

善子「…何…で…?」

善子「何で何も…」

善子「…」

善子「~~ッ」

善子「こんな事っ…こんな事ぉ!」ガシッ

ガラッ

善子「えぇい!!!!」ブンッ

ガシャン…

千歌「もう何の力も無い」

善子「・・・嘘」

善子「・・・嘘よ」

善子「・・・」

善子「嘘よ!!!!!!」ガシッ ガシッ

ブンッ!!

ガチャン…
ゴトッ…

善子「…そ、そんな…」

善子「本当に…」

千歌「…」

445: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/28(水) 02:54:53.32 ID:0K6YMNGB
善子「…こんな…こんな事」

善子「…私が 私が今まで…どれだけ…」ガク

千歌「…もう悩む必要も無い」パッパッ

千歌「私の暇潰しで今までの人生の苦悩が無くなった事」スタスタ

千歌「せいぜい苦しめば良い」スタスタ

千歌「私の大切な友達を傷つけた罰」

千歌「悪魔にはうってつけ。」

善子「・・・・・・・」

善子「・・・・・・」

善子「・・・・」

善子「・・・」

善子「・・・・・・・・・・」



千歌「…」スタスタ

千歌「…!」

梨子「お疲れさま♪リーダー♪」フリフリ

千歌「やめてよ…」

梨子「あら?花丸ちゃんは?」

千歌「置いてきた」

千歌「…塗り薬みたいなものだよ」

梨子「?」

446: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/28(水) 02:55:33.11 ID:0K6YMNGB
善子「……」

善子「……私を殺して…」

シーン

善子「……私を殺して…殺して…殺して…」

シーン…

善子「…私を…私を…」

ギュッ

善子「………」

花丸「…辛かったね 善子」

善子「……私、」

善子「………」

花丸「善子は何にも…悪くないよ」ナデナデ

善子「…」

花丸「………こんな事で、善子、…救われたんだもん…。」

花丸「善子ってやっぱり運が良いねっ…。」ポロポロ

善子「っ」

善子「…ッ…ぅ…うぅぅっ…!」ポロ

善子「うぁぁっ・・・・・うぅ・・・・っ!!」ポロポロ


うあぁああああああああぁああああ…

キーンコーンカーンコーン
先生「…なに、これ…」

447: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/28(水) 02:55:59.58 ID:0K6YMNGB
CM!

448: 名無しで叶える物語(しうまい) 2018/02/28(水) 02:57:03.03 ID:bgA68rAF
深夜放送かよ

449: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/28(水) 03:24:25.15 ID:xJBBnC0H
梨子ちゃんブレないなあ

451: 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区) 2018/02/28(水) 03:27:22.99 ID:eaORe+kr
999の  ふうせんにんげんのかい?

453: 名無しで叶える物語(ぎょうざ) 2018/02/28(水) 03:47:41.74 ID:oJmkgwog
すごいことになってるな…
3年生2人はどうなるのやら

455: 名無しで叶える物語(庭) 2018/02/28(水) 08:18:46.06 ID:Xjq2P/lV
千歌の両親亡くなってたのか…

456: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/02/28(水) 13:52:50.75 ID:9wu/oSjE
なんか、黒澤父以外の親はみんな死んでそう。

459: 名無しで叶える物語(しか) 2018/02/28(水) 19:34:20.94 ID:NALV6+0E
泣けてきたん……

461: 名無しで叶える物語(笑) 2018/02/28(水) 22:04:38.79 ID:R78sebP/
善子パートが予想を遥かに上回ってきてびっくり
続きが気になる

462: 名無しで叶える物語(茸) 2018/02/28(水) 22:47:47.98 ID:I4L6Tsyd
能力者バトル始まっててビビった